伝 紫青 「ずるい！」 ページ10
青視点
ほんっっと、作ちゃんってすごくすごくすご〜くずるいよね！
え、なにがって？
もうそんなの俺らを見ればわかるでしょ？
何でも出来るところ？違うのよ〜そうじゃないのよ〜。確かにそこもずるいけどね？
だってさ、ダンスもできてピアノもできてアクロバット、それに頭もいい？！
俺にないところしかないじゃん...
じゃあ〜、髪がサラサラなところ？いやそれも違うんだな〜。
....いや逆に俺の髪がパサパサって言いたいの？！
そうじゃなくてさぁ、身長のことだよ身長のこと！
あぁ〜身長ね身長。確かに身長高いもんねぇ〜。じゃないよまったく！
ほら、俺って今身長172ぐらいなんだけどさぁ、別にそこまで低いわけでもないじゃん？
なのに、なのに！作ちゃんの身長が高すぎるせいで俺がちっっっさく見えんのね？
そこがずるいんだよ！
作ちゃん単体で見てももちろんでかいよ？でかいけど、身長のそこまででかくない俺と並ぶことで更に身長高い感出るじゃん！！
ずるいよぉぉぉ！！俺にもその身長ちょっとくらいくれよ！作ちゃんはでかいんだから1cmくらい貰っても変わらないよね？
ちなみにそんな作ちゃんは今、俺のことをジッと見つめている。
え？なに？俺なんかしたっけ？
だから俺も作ちゃんを見つめ返す。
すると、何故か作ちゃんがフフッと笑った。
え？だからなんだよ！言えよぉ！
紫「はしもっちゃん、全部声に出てるよ？俺の身長欲しいの？あげれるもんならあげたいけど、ごめんね...」
...なんかそんな顔で謝られるとこっちが悪いみたいな、罪悪感感じるんだけど？！
青「別にいいしー。俺は身長低くても筋肉があるもん！カッコいいだろ？」
紫「んー、まぁ筋肉があるのはかっこいいけど、俺の身長欲しがったりずるいと思うのはすっごく可愛いね。」
青「なんだよ...そんなこと言うなよ！恥ずかしくなってきた！」
「そんなところも、可愛いね？」ってあのイケボで囁かれた。
なんだよ！俺だってイケボなんだし！お前にも言ってやろうか？年下龍斗くんかわいいでちゅねぇって！！！
まぁ、結局は素直になれないだけなのかもしれないね。
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またしても長めに書くことができました！！嬉しい。
とにかく、作ちゃんとはしもっちゃんの身長差が可愛すぎる！！
自分もこのはしもっちゃんみたいに素直になれないタイプです。
素直になろう！と思うんですけど、あれ？私キモくね？ってなって結局は冷たい態度になるんですよね。どうすればいいんですかね？(聞くな)
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作者名：ひきにく | 作成日時：2020年11月8日 20時
