short stories (ページ39)

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続ページ39

青視点

やっと、受験期間が終わった。

また、会いに来てくれる。

来てくれる日がいつか分かんないから、受験期間が終わってからというもの毎日作間くんに見られても恥ずかしくないようにオシャレした。

いや、バカだったなぁ。

そんなことあるわけなかった。

でも、会いに来てくれなかったことが1番つらいわけじゃない。

これには先があってね。

作間くんは受験が終わってから瑞稀と仲良くなって、付き合い始めたんだ。

なんで知ってるのかって？それはね、瑞稀が俺に｢作間くんと付き合った。だからこの仕事やめる｣っていって出ていったから。

俺ってつくづく不運だよね？

初恋の人を幼馴染に奪われるとか…

でも、作間くんのためにオシャレしたのは意味あったっぽいんだよね。

なんか、前まで俺の事睨みつけてたおっさん共が急に俺に話しかけてくるようになった。

つまり、俺にモテ期が！！！！

もうこの際おっさんがどーのこーのはどうでもいい。

あの嫌われ者の俺がモテてる？！？！奇跡か？？！？

そんなこんなで、つらいことはあったけど、いいこともあった1年を過ごした。