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続 ページ28
赤視点
俺、決めた。
はしもっちゃんに俺の気持ち、伝える。
振られたら気まずくなって話せなくなっちゃうかもだけど、ずっとこの気持ちを隠してはしもっちゃんと接している方が駄目だよね。
｢はしもっちゃん。｣
｢ん、どーした？なんか改まっちゃって｣
｢大事な話なの｣
｢俺のこれからの人生が決まるぐらい｣
｢え、そんな大事な話俺にしないほーがいいよ？？俺、瑞稀の人生の話されるとか荷が重いんだけど？｣
｢ねぇ｣
｢うん｣
｢引かないでね｣
｢引くわけないじゃん！俺瑞稀のことならなんでも受けとめられる自信あるよ？｣
｢あのね、あのね｣
｢うん｣
｢俺、はしもっちゃんのことが…｣
｢はしもっちゃんのことが…｣
｢好きなんだ。俺なんかでよければ付き合ってくれませんか…｣
｢はい！｣
｢え？｣
｢え？どーしたの？俺も瑞稀のこと好きだよ！付き合お？｣
｢え…｣
｢何！ドッキリだって言いたい訳？！｣
｢いや…OKしてくれるとは思わなくて…｣
｢なにそれ！俺瑞稀のこと大好きだよ！これからもよろしくね？｣
どうしよ、俺
初恋の人が初彼女… 漫画みたいだわ。
そんなことを思っていたら…
ちゅ。
嘘、ファーストキスも奪われた。
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作者名：ひきにく | 作成日時：2020年11月8日 20時
