short stories (ページ26)

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伝赤青｢井上先輩は...｣ (夢主登場) ページ26

A視点

私は晴れてこの高校の1年生となった飯塚A。

私がこの高校に入ったのには他の人には理解できない理由がある。

｢よし、今日は階段100往復だ！！行け！！｣

｢はい！！｣

｢飯塚、水用意しといてくれ｣

実は、私はサッカーの名門高校に入った。

それで、サッカー部のマネージャーをやっている。

え？なんでわざわざサッカーの名門高校に入って自分はサッカーをしないのかって？？

まぁ、それは後々分かってくると思うからさ、とりあえず見ててよ。

｢飯塚、いつもありがとな｣

｢い、いや全然！井上先輩もお疲れ様です！｣

この人はサッカー部のエースでキャプテンの井上先輩。

井上先輩は同級生の女子は勿論、後輩の女子や他校の女子からも好かれている。

そして私も例に漏れず井上先輩の事が好きだ。

私がこの高校に入ったのは、井上先輩の事が好きだったから。

実は私が中学2年生の頃、電車で変なおじさんに痴漢をされて困っていて、そのときに私のことを助けてくれたのが井上先輩だった。

井上先輩が私のことを好きかも分かんないし、もしかしたら嫌いかもしれない。

でも、絶対に告白する。

断られる気がするけどね笑

井上先輩の話に戻るけど、井上先輩には好きな人が居ると噂されてる。

特定の誰かはまだわかんないけど色んな人が告白したときに、｢俺好きな人いるから｣って振られたらしいんだよね。

誰なんだろ… 私ならいいのに… なんてね！

そんなわけないんだから。