2.ストーカーの正体 ページ8
「あんたバカなの?
訳わかんないことばっかり言ってないで帰れ!」
そう言ってドアを閉めると同時にやつが何かを投げ込んできた。
「……紙?」
拾って見てみると
「なっ!!!」
それはウェイトレス姿で仕事中の私と
レストランの裏口から出てきた私が写っている2枚の写真だった。
ストーカーってこいつかよ!!
訳が分からず混乱していると、
ドアの向こう側から
「うちの学校ってバイト禁止やったよな〜
明日学校行ったら手が滑ってこの写真ばらまいちゃいそうやな〜」
……!やばい。
こいつを泊めるのは嫌だけど
バイトをやめさせられるのはもっと嫌だ。
嫌というか生活していけない。
「何よもう、、」
ドアをゆっくり開けると
目の前には勝ち誇ったような顔で笑う王子がいる。
「と、とりあえず中へどうぞ」
「わーい!」
そういいながら部屋の中に入っていく王子の手には
旅行用カバンが握ってある。
...........泊まる気満々すぎてビビる。
402人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まこ | 作成日時:2016年11月8日 14時