亡霊 ページ6
ミアが、
「掃除用具の間に戻ろう!」
と、みんなで走る。
着くと、もうほとんどの生き人形が集まっていた。
中央には、水色の髪の女の子が居て、色々と指示を出している。あれは、見たことがある。確か、"星付きのバービー"だった気がする。
以前、ローズマリーから聞いたことがあった。
バービーは、
「ほら!グスクズしてないで!とっとと潰しな!」
と指示を出している。そしたら、こちらの班に指を差して、
「ほら!そこのこびりつきをおいな!」
私はびっくりして、
「は、はいっ!」
と言って、追いかけた。
ほうきしか持ってきて無いけど大丈夫かな?
後ろを見るとみんなもついて来てくれている。
すると、ミアが「えいっ!」とほうきでこびりつきを倒そうとするけど、後ちょっとの所で逃げられてしまう。
こびりつきは左側にある、部屋に入って行った。
木製のドアをガチャと音を立てて開ける。こびりつきは?
どこにいるの?辺りを見回してもこびりつきは出てこない。
ふと、後ろを振り向くとローズマリーの顔に、こびりつきが、くっついていた。
私がビックリして、
「え、え〜!?」
と声をあげると、こびりつきを探していた、3人は振り向いて、私と同じように声をあげる。
と、こびりつきはローズマリーの顔の上で蜘蛛の様な形になると、そのまま壁を登ろうとする。
ミアが
「このままじゃ首吊りになっちゃっう。」
と言って、ローズマリーを肩車して足を掴む。
ローズマリーは足でミアの顔を蹴る。
「いたっ顔が傷ついちゃう!」
エミリコが、「水…」と呟く。
そっか!こびりつきに水をかければいいのか。
ルウが
「私、水とってくる。」
と言って部屋を出て行く。
私はローズマリーが持って来ていた、銀色の箱を開けて、水を探す。
あ、あった!水!
シュッってするタイプの。
私とエミリコはその水をこびりつきにかけようとするが、
高すぎて届かない。
ルウもやって来て、バケツに入った水をかけようとするが、失敗。
そしたら、ガチャとドアが開いて、誰かが入ってきた。
あ、あの時の!黒髪の背の高い男の子。あ!あの子ならこびりつきまで手が届きそう。と思って
「あ、あのっ!おんなじ班の子が、こびりつきにっ!」
焦ってて、あんまり説明出来てないけど、
「分かった。」と言ってシュッするタイプの水を取り、
ローズマリーの顔に付いているこびりつきに向かって
水をかけた。すると、こびり付きは崩れていく。
よ、良かった。
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ゆーーーり - あの、横から失礼します!オリ/ジナルのタグついちゃってますよ(^^;;ルール違反になっちゃうので外してくださいね(*´∀`*) (2022年8月12日 12時) (レス) id: c996059c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(^ν^) | 作成日時:2022年3月11日 21時