第52話「とりあえず、これにて一件落着？」 ページ4
縋るようにこちらを見つめるストーカー。
「えっと…アッちょ、邪魔なんだけどカラ松兄さん」
「このゴキ○リとコンタクトを取る気か？それなら俺を通じてくれ。一対一で話させるわけにはいかない」
「面倒くさっ！ホント面倒くせえな、分かったよじゃあ耳を貸せ」
背の高さ故に屈んだカラ松兄さんの耳にコソコソと話した。小学生ぶりのこれ。
何故か満たされたような顔をしてたが、ストーカーを見た瞬間見るものを凍りつかせるような眼差しを向けるカラ松兄さん。
ササッと私を後ろに隠した。
「…「つーか卒業生がなんでわざわざ学校へ来たの？それが一番不思議なんだけど。私の家に直接手紙くるかと思った」…との事だ。
5秒以内に全て答えろ」
「5秒て…早すぎだろ。
鬼畜かお前は、あとカラ松がA口調ってなんか怖い」
「それな」「まじそれ」
「え、えっと…家には行きました。最初はそこに入れてたんですけど…なんか貴女に届く前に処分されてるのを知って…だから学校に忍び込んで、貴女の靴箱に入れてました」
「…えっ、家に？」
つい問いかけるとコクリと頷いたストーカー。
そっと見上げると、ガッツリこちらを見ていたカラ松兄さんと目があった。
「お前か？」と目で問いかけると、嬉しそうに笑って頷いた。
……どうやら、このサイコパ…カラ松兄さんは知らぬ間に家を守ってくださったらしい。
手紙、家に来てたんだ…
「まさかそれが害虫の物だったとはな。
元々A宛のものは全部捨てていたが」
「おい待て初耳なんだけど。見境なく全部捨ててたの？
あ、だから私宛の年賀状無かったの！？
あれ友達に裏切られたと思ってめっちゃ泣いたんだけど！！」
「girlからのは取ってあるぞ。…他は知らないが」
「今更もらっても困るわ！あっでも寄越せ！」
そんなこんなで「年賀状一枚も来なかった事件」も解決し、腹いせにストーカーをトッティが持ってたメニュー表で10発殴って、それでもう全部許してやった。
歯を3本ぐらい折っちゃったけど気にしてない。
担任も「頼りになれなくてすまなかった」と、珍しく落ち込んだ様子で謝られた。
最後にカラ松兄さんが怯えるストーカーを連れて何処かへ行ったが、私は紅松と一緒に車へと向かった。
カラ松兄さんが今何をしていようが私にはどうだっていい。
車の中にて消えた次男を待ちながら、暗闇の中の学校をぼんやり見つめていた。
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こま - シンプルに言って好きです！カラ松のちょっと病んだ系のギャップえぐすぎて口から内蔵でましたwガチ、永遠に続いてほしいです！すべてが完璧すぎてもう毎日満面の笑みで一日を過ごしています！w続き楽しみに待ってます！！！ (10月25日 19時) (
レス) @page43 id: aa7af232a4 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - めっちゃ好きです！！れお願いします！！！続き待ってます！！！ (8月30日 22時) (レス) id: a39746ca53 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 超おもろい………続き待ってます！！！！ (5月20日 23時) (レス) @page43 id: 4a7b17e5bc (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 続き待ってます···！ (2022年4月7日 22時) (レス) id: a82882ac10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらっち - 本当にもう好きすぎます... (2022年3月27日 1時) (レス) @page43 id: ab3ad11547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月28日 16時
