第70話「Help me!!!!!」 ページ25
翌朝。
いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
パチリと目を開けた。
流石ノンレム睡眠系女子…と大きなあくびをもらして体を伸ば……伸び……伸ばせなかった。
くっそ体痛っ！！畜生拘束ウザッ！！
…てかなんか…寒いな。なんで？
「おはようA。よく眠れたか？」
「…………一応…。体ばっきばきなんだけど」
この拘束のせいでね、と軽く嫌味を織り交ぜてそう返してやった。
隣でガッツリ起きていてこちらを見ていた兄は、それを聞いて「だったら俺がほぐしてやる」と腕を伸ばしてきたので結構です結構ですと避けるように転がり、狭い布団内でちょっとした攻防戦が繰り広げられた。
お前にやられたらほぐすどころか骨イカれるわ。
「てかなんで上半身出しちゃってんだよ！！！馬鹿か！！！！」
後ろを向いてそう叫んだ。
もはや某妖精漫画の氷の魔導士にしか見えない男は「お前の体温を直に感じたかったからな」と平然と言った。迷わず死んでくれ！
「………ん？あれ？なんか我がパジャマ(キ○ィーちゃん柄)がめっちゃ捲れてる。
ギリギリ危ういところまで出ちゃってるけどまさかてめえ」
「寒そうにしていたからな。
地肌と地肌が触れ合っていた方が温まりやすいだろ？」
「…………………
………あああああああ、ウワアァァァァァァ！！！！！」
ギャアアアアアアアと絶叫すると「急にどうしたんだA！？」と戸惑った兄さんが何を思ったか私を筋肉のついた上半身が見えた状態で抱きしめてくぁwせdrftgyふじこlp
バン！！
「なんだなんだ！現行犯か！？現行犯か！？とうとうかカラ松！！」
「A！無事！？」
「わははは、大丈夫A！？」
隣から飛んできた馬鹿(一部を除く)な兄弟が部屋に転がり込んできた。
驚くカラ松兄さん。
私は混乱して白目を剥いていた。
朝は弱い四男と六男は恐らく今もぐっすりであろう。
絶叫が家中に響いたというのに平和な奴らだ。
すぐさま久々に発動したセ○ム隊が人質(私)を救おうと彼に詰め寄る。
だが素早く身を起こした犯人(次男)が私を抱えて逃亡を図ろうとする。
しかしここでセ○ム側が出した奥の手により、隙を見せた犯人の手から人質が見事救出された。
セ○ム隊の士気は上がった。
しかし救出の際に使われたAの写真(幼少期時代)とAのメンタルとプライバシーは犠牲となった。
第71話「腹が減っては戦が出来ぬ」→←第69話「なんて息苦しい夜なんだ」
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こま - シンプルに言って好きです！カラ松のちょっと病んだ系のギャップえぐすぎて口から内蔵でましたwガチ、永遠に続いてほしいです！すべてが完璧すぎてもう毎日満面の笑みで一日を過ごしています！w続き楽しみに待ってます！！！ (10月25日 19時) (
レス) @page43 id: aa7af232a4 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - めっちゃ好きです！！れお願いします！！！続き待ってます！！！ (8月30日 22時) (レス) id: a39746ca53 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 超おもろい………続き待ってます！！！！ (5月20日 23時) (レス) @page43 id: 4a7b17e5bc (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 続き待ってます···！ (2022年4月7日 22時) (レス) id: a82882ac10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらっち - 本当にもう好きすぎます... (2022年3月27日 1時) (レス) @page43 id: ab3ad11547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月28日 16時
