第68話「青のそれは、激しい愛着の証。」 ページ22
足はリボンのままで様子見みたいになった。
超余裕ですね兄さん。そんな調子ぶっこいてる間に絶対千切ってやるからなこの青いリボン。
そんなこんなで一人で家の風呂に入り(コイツも一緒に入ろうとしてきたが、それだけは勘弁してくださいと土下座して必死に頼み込んだ)、一時的に拘束は解かれふー良いお湯だった〜(はーと) の後に外で待ち構えられていた兄によってガチャリ、である。
何がって？ハハッ、勿論この手につけられた拘束具さ。
めっちゃ外したい。
軽く刑務所に入った囚人のような扱いを受けながら階段を上った。向かうは私の部屋。
後ろにはもちろん監視官が付いている。脱出は不可能というやつです。
再度足にリボンを結ばれ、殆ど身動きが取り辛い状態にさせてから自分も風呂へと消えたカラ松兄さん。
そのまま帰ってくんなとは思ってないよ、うん。
やる事が無くてゴロンと転がる。
自分の部屋なのに、身動きが取れないとなんだか監獄の中にいるみたいだ。
なんだか辛い。これが後一週間も続くのなんて耐えられない。
力なく地面に腕を置くと、ガチャッと金属の重く振動する音がした。
あ、もうそろそろ銭湯に向かった兄さんたち道にぶっ倒れてないかな。3ターン経ったし。
……友人Aにスタ爆したかった…多分ブロックされるけど。
すると、階段を上ってくる音が聞こえたので、何となく身を起こして開いた扉を見つめた。
「待たせたなA」
入ってきたのは、当たり前だがサイコ野郎だった。
しかし。
「なんでバスローブ姿なんだよバカが！！！！」
「不束者ですが、どうぞ…」
「いや、うっさい！！黙れ！！！」
ゆっくり近付き、ストンと横に座った兄さん。
先ほどのふざけていた(のだと思いたい)言動を取り払い、何故か真剣そのものである。
「な、何？なんですか？」
「フッ…照れているのかhoney？可愛いな、風呂上がりだと特に」
「アッいつも通りだったわ」
シラけたように顔を逸らした。
しかし、何故か兄さんはソワソワしている。
「すまない、ちょっと出る」
「んん？いてら」
別にわざわざ報告しなくても…と思ったと同時に兄さんは立ち上がって、何処か足早に部屋から出て行った。
イラスト、頂きました！×14→←第67話「ぜっ…絶望した！！！！」
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こま - シンプルに言って好きです！カラ松のちょっと病んだ系のギャップえぐすぎて口から内蔵でましたwガチ、永遠に続いてほしいです！すべてが完璧すぎてもう毎日満面の笑みで一日を過ごしています！w続き楽しみに待ってます！！！ (10月25日 19時) (
レス) @page43 id: aa7af232a4 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - めっちゃ好きです！！れお願いします！！！続き待ってます！！！ (8月30日 22時) (レス) id: a39746ca53 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 超おもろい………続き待ってます！！！！ (5月20日 23時) (レス) @page43 id: 4a7b17e5bc (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 続き待ってます···！ (2022年4月7日 22時) (レス) id: a82882ac10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらっち - 本当にもう好きすぎます... (2022年3月27日 1時) (レス) @page43 id: ab3ad11547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんこ
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月28日 16時
