第枯壱話「硝子の心」 ページ34
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「ウワァァァ出やがったな美少女顔!!平凡顔の憎き敵め!!成敗してやりたいけどその顔にちょっとでも傷を付けたら罪悪感で生きていけなくなるからこっから野次飛ばす程度で我慢してやるわ!!!み"いいいい!!!!」
「は?」
おいお前急にどうした、って目線があちこちから感じる。
顔面(美)を晒したいのっちですら「は?(真顔)」である。クソがァァァ麗しの顔面をまた見る事になるとは思わなかった!!憎しみが勝つ!!嫉妬で頭が爆発しそう!!四割もう手遅れ!!
「きゅ、急にどうしたのAちゃん、確かにアイツの顔は女の子っぽくて可愛いけどむきむきしてて嫌だ。君の方が断然良いよ」
「……………………………何が目的だ?」
「めっちゃ疑われてる!!!何で?俺普通に褒めたつもりなのに!?」
「平々凡々ですみませんでしたァ……!!!」
「何を怒ってるのAちゃん!?そしてその表情何?どんな感情!?」
「A、何だかよく分からないが自信を持て!君の顔は確かに平々凡々としているかもしれないが、人それぞれの良さってものがあるだろ!君の顔は変ではない!」
「ごめん、炭治郎くん。あまり慰めになってない。何故か若干心が沈んだ」
「……おいA、前にも言ったよな、俺の顔に文句でもあんのか!?」
「ありまくるわこの野郎」
「ちょっと静かにしててくれA!!火種をそこら中にばら撒いてどうする!!」
つまり人間爆竹と。うるせーー君も中々精悍な顔付きで良いと思いますけどね炭治郎くん!!!
最早ヤケクソである。
傍観していた三人兄弟は、何故か私の元へやってきて「平々凡々でも良いよ」「うん良い」「Aさんらしい」と口々に慰めの言葉を言い、頭を撫でてくれた。
年下の子たちに気を遣われたと今更気付き、私のハートは粉々に砕けて灰と化した。
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ぱんこ(プロフ) - みしろさん» コメ有難うございます!神ではないんです、ただただ妄想を吐き出すのが得意な一般ピーポーなんです…(〃ノωノ)更新頑張ります〜〜! (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - ほにゃさん» コメ有難うございます!私の作る小説は悉くキャラが病んでいくので不思議ですね!笑 これから彼をどう動かそうかちょっと悩んでます…( ˘ω˘ ) (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - 黒酢さん» コメ有難うございます!キャラの性格を掴むのには苦労しました…炭治郎冷たいですか?笑 自分では全く分からないです(゚-゚;)これからはもっと優しいキャラにしていきます!笑 (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ふーゆず(プロフ) - 善逸ゥ!ゴボアゴボン”ン”(吐血音)最高かよ…ッ! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。テンポ良く読みやすいです。貴方様は神か……(合掌)陰からひっそりと応援しております!!!!! (2019年7月20日 12時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月15日 16時