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第近玖話「意思疎通の不遇」 ページ32

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怖いなぁ怖いなぁなんて思いつつ、血をダラダラ流しながら炭治郎くんの行為(思い切り彼もご法度に触れている)にめっちゃ怯えている善逸くんへ近寄る。



「ね、ねえAちゃん、めっちゃ猪のアイツ笑ってるんだけど……俺凄く怖い」

「そうだね、あの子ああいう一面あるから仕方ないね」

「ちょっ、ちょっと待って何その口振り?一体どういう……痛てて!!」

「あんま動かない方が良いぜ、善逸くん。……ちょっとだけ、強くなったね。ちょっとだけ」

「ウグゥゥ……あ、有難うAちゃん……なんで頑なに「ちょっとだけ」を強調したのか分からないけど。あとあの猪との関係の方詳しく」

「気にすんな」

「気にするよ!!!」



だから気にすんな。

善逸くんとずっと一緒にいた弟くんが泣きながら「善逸さん!」と駆けて来て、真っ白な手拭いを懐から出して彼の顔の血を拭う。


あらやだ、私そんなの持ってない。学生生活でもハンカチ持たない系女子だったので……ハァ……学生の響きが懐かしい……しんどい……オバサン味を感じるゥ……



そんな中、骨を折られたにも関わらず、獣のような動きで炭治郎くんに猛攻を仕掛けるいのっち。やっぱ動きが他の人間と違うんだよな。


彼の動き、正に「四足獣」なんだよね。


あの予測不可能な動きに、どれだけ昔の私が苦労して来た事か!!

でもそのおかげで今の私があるって言っても過言じゃないのがまた腹が立つ。彼のおかげでまあまあ敵の動きの予測の幅が広がって、って、何で私あの子の肩持ってんだ。怖い!





「え?今Aちゃん、誰の事考えてた?俺じゃないよね、え?誰?ねえ、聞いてるAちゃん、ねえ」





善逸くんも怖いよ!!!



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第枯話「破壊音」→←第近捌話「御法度」



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設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い , 転生   
作品ジャンル:ギャグ
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ぱんこ(プロフ) - みしろさん» コメ有難うございます!神ではないんです、ただただ妄想を吐き出すのが得意な一般ピーポーなんです…(〃ノωノ)更新頑張ります〜〜! (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - ほにゃさん» コメ有難うございます!私の作る小説は悉くキャラが病んでいくので不思議ですね!笑 これから彼をどう動かそうかちょっと悩んでます…( ˘ω˘ ) (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - 黒酢さん» コメ有難うございます!キャラの性格を掴むのには苦労しました…炭治郎冷たいですか?笑 自分では全く分からないです(゚-゚;)これからはもっと優しいキャラにしていきます!笑 (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ふーゆず(プロフ) - 善逸ゥ!ゴボアゴボン”ン”(吐血音)最高かよ…ッ! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。テンポ良く読みやすいです。貴方様は神か……(合掌)陰からひっそりと応援しております!!!!! (2019年7月20日 12時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月15日 16時

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