金髪君に散々貢いで貰ってたら、いつの間にか形成逆転されかけた話。【鬼滅の刃】

拾肆、『奇妙な喜劇』 ページ15

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……………なんて思った時期もありました。





「Aちゃああああああん！！！！！久し振り！！！！！！」

「うわ怖」



アッやべ、つい素が。

しかし激しく泣きながら全力で走り寄ってきた彼は全く気付いた様子は無く、「うわぁぁぁああん久し振りに見たAちゃんめっちゃ美人！！！記憶の通りかそれ以上！！！日々の疲れが全部吹き飛んだうわぁああん」と泣き喚き私に抱き付いて来て、ちょっ



「やッ、やめて！離して！！」

「嫌だ！！もう二度と離さない！！」

「ちょ、っと！やめてって！！」

「うわぁぁぁああんAちゃぁぁぁん」



ぶん殴ってやろうかこの餓鬼。


金色の髪(・・・・)を激しく振り乱しながら、人前だと言うのに彼は私にしがみ付いてわんわん泣き続ける。

ほんと、やめてくれ！
ごんえもん君がいない隙をついて久々の外出だっていうのに、何でこんな、ッもう！



「大体君は誰、何で私の名前を知ってるの……！？」

「ええええええ！！！うそ、嘘でしょAちゃん！！記憶力の問題なの！？俺だよ、俺だよ！？！？」

「わ、私の知り合いに「俺」さんなんて人いません！」

「我妻善逸です！！！君の為なら臓器を売ってでも貢ぎます、我妻善逸です！！！」

「怖……」



おっと、つい素が(二度目)

いつの間にか真っ黒な髪から綺麗な金髪にイメチェンしたらしい彼は「思い出した！？」と(至近距離で)問いかけてきた。

おい君、急に距離感どうした。髪色変わったら性格も変わるの？



「ぜ、善逸君、久しぶり……」

「うわぁぁぁ思い出してくれて有難うAちゃーーんッ！！！」

「ね、ねえ。何で髪の色、」

「え？……ああ、これは雷に打たれて……何故かこうなっちゃってて」

「怖……」



おっと、つい(以下略)

いやどんな髪質？？？雷に打たれて髪色金に変わるって何？？？というか君不死身か？ちょっと待って、私のキャラが崩壊しつつある。積み上げてきた私の何かが崩れる気がするからホントやめて！！



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