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「色々買ってくれた……マズイ、とーじさんの影響をバリ受けてしまっている」
「アンタ、名前は?」
「Aです。好きなように呼んでネ」
「そ。私は釘崎野薔薇っての」
「野薔薇ちゃん。可愛い名前だねえ」
「知ってる」
「すげえ自信。野薔薇ちゃん東京に興味ある?」
「あるに決まってる。クソみたいな田舎と違って都会にはあらゆる夢が詰まってるのよ」
「そっか〜。自然豊かな田舎も良いと思うけどな」
「変な理想抱くのやめな。あるのはクソな風習と屑なジジババとそのガキしかいないから」
「なんか説得力ある」
「アンタ都会に詳しそうね。私、今度上京するからその時案内させてあげる」
「あっ完全に私が下の立場」
「良いでしょ?一緒に見て回りましょ!」
「私、こんなんだぜ?一応人間みたいに擬態できるけどさ」
「人間になれるって、え?アンタ結局何なの?」
「スライム化した幽霊」
「スライムそんな万能じゃねーよ」
「魔法使い的な感じの方が良いかも」
「私ハリーポ○ターあんま知らないのよね」
「奇遇だね私も知らない」
「でもUSJは行きたいわ。TDLは絶対行く」
「野薔薇ちゃん、こんな事言っちゃアレだけど、友達い」
「皆まで言うな殺す」
「ウワァ地雷を踏み抜いてしまった」
「大体友達なんていても私の引き立て役にしかならないのよ」
「漲る自信にちょっとばかり尊敬してしまう」
「TDLもUSJも一人で行くわよ」
「え?」
「何」
「私も一緒に行きたい」
「……当たり前だけど自費よ。貸さないからね」
「もちもち。流石に借りるなんてなっっっっさけないヒモみたいなマネしませんわな」
「、絶対よ」
「うん。都会に来た時、また私を見つけてね」
「アンタも分かりやすいとこにいなさいよ」
「分かった。約束!てな訳でじゃあね野薔薇ちゃん」
「は?ちょっと待ちなさいよ、連絡先交換しましょ」
「ゴメン、私スマホ持ってない」
「ハァ!?連絡手段どーすんのよ、来いっつっても来れないじゃないアンタ!」
「アッ当然のように私が訪問する立場なのね」
「アンタ、憑いてるとこ何処よ」
「住所ならぬ憑所ってか。特定の場所は無い」
「は???」
「マジ睨みやめてくれ。野薔薇ちゃん可愛いから怖い〜〜」
「茶化すな地面に縫い付けるわよ」
「ダイジョーブダイジョーブ、きっとまた会えますん」
「あ、おい!」
「またね、野薔薇ちゃん」
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アリス(プロフ) - えっ、好き(?) (2020年11月4日 15時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、。 更新楽しみにしてます! (2020年11月1日 12時) (レス) id: 2b0a7061b0 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - こういうタイプの作品は新鮮でとても面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月1日 8時) (レス) id: 4b85fa6856 (このIDを非表示/違反報告)
びえん - 平和……原作と違って殺伐としてない世界観すき…… (2020年11月1日 7時) (レス) id: 99b56cf02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒ジャージ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年11月1日 5時