あなたとダラダラ喋りたい。【呪術廻戦】

▼ イケメン女子 と 何かしら と 少女 ページ14

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「いやあやっぱりカロリー爆高栄養根絶惣菜パンはサイコウ。トゲくんに感謝しないと」







「……お前、呪霊の類じゃねぇのか」


「違います。私は優しいスライム。優しいスライムはその武器の先に突き刺さってるパンを返せと主張する」


「ショボい要求だな」


「スライムなんで」


「スライムでも何でも良いけどよ、何で私の呪具の刃が通らねぇんだ？」


「呪霊じゃないから」


「お前、地縛霊か？」


「生きてるからパン食べてる」


「……はー、意味わかんねぇ」


「無理して理解しようとしなくて良いよ。何事も良い感じに適当にやってった方が人生楽だってヒモニートが言ってた」


「誰だよヒモニート。急に出されても戸惑うだけだわ」


「食べる？それに貫かれて中身飛び出た悲壮パン」


「嫌味ったらしい奴だなお前。ああ悪かったよ、ちょっと待ってろ」


「やりい、二食目確保」


「わざとかよテメエ」











「ほら」


「ウワッこんなに沢山のパンにお菓子まで。ありがとうございます」


「これで成仏出来るんなら幾らでも奢ってやるよ」


「いつまで地縛霊説引きずってんの？？」


「まあ確かにお前、眼鏡無しでも視認できるし呪霊では無さそうだな」


「やっと分かってくれたか。理解が遅いぜ君ィ」


「無理して理解するなっつったのはお前だろうが。アッサリ掌返してんじゃねぇぞ言い方腹立つな」


「ねえねえ質問。呪霊って、生きてる人間以外のあやふやで意味不明な存在のことを指す？」


「あ？……ザックリ言っちまえばそうだな」





「ならばあそこで可愛い雑貨を見て回るパンダは呪霊ってことでファイナルアンサー？」





「……アイツは例外だ」


「定義が狂ってる〜〜！！私以上にあやふやな存在じゃん。めちゃくちゃ雑貨に興味持ってたしお会計まで済ましちゃってるじゃん」


「あれはアレだ。パンダだよ」


「もうちょっと説明してほしい」


「お前、口にパン屑付いてるぞ。全く、おっちょこちょいな奴だな」


「急にスパダリ感出されても困る」


「ヒモニートなんてやめて私にしろよ」


「急にどうしたの暑さでトチ狂っちゃったの？？？」




「おいおい真希、どうしたよこの状況」




「場を混沌の渦に引き摺り込んだ主犯者が来ちゃったよ」


「何もねえよ。戻るぞ」


「こっちはこっちで凄えマイペースだなスパダリお姉さん」


「じゃあなガキンチョ。成仏しろよ」


「頑なに地縛霊から解放してくれない」



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