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「撤退か。てっきり殺すのかと」
「後始末が面倒だろ。ただでさえ行く宛も無え根無し草だっつーのに」
「よく電話で話してるおじさんは友達?」
「時雨か?そんな良いもんじゃねぇさ」
「そのおじさん以外に友達いないの?」
「ンなもん必要ねーよ」
「だから私がいるのか」
「自惚れんな、お前は使える道具ってだけだ」
「だから今私、荷物みたいに運ばれてるんすね」
「逃げられても面倒だからな」
「お兄さん情緒ぐちゃぐちゃじゃない?」
「その辺の女適当に捕まえるか」
「明らかな子持ちって認識されるけど大丈夫?」
「お前、他の奴には見えねぇんだろ」
「……そりゃそうだけど、そんなこと言ったらこのウジョウジョ蠢く呪霊が隣にいるのなんか嫌」
「似たもん同士で良かったな」
「一緒にされるのやだな〜」
____「ねえ、あの人めっちゃカッコよくない?」
「うわー早速釣れそう」
「肩に乗れ」
「う〜ん我ながら奇妙な光景。ウジョウジョどうする」
「“閉まっとけ”。呪術師に見つかったら面倒だ」
「自分だけ悠長に構えちゃってま〜。こねこねしとくね」
「稼ぎ頭は俺だ忘れんなよ」
「大金得た途端競馬行って毎回負けて全額無くす稼ぎ頭が何処にいる」
「食わせてやってんだろーが文句言うな」
「あの〜、お兄さん。お一人ですかッ?」
「女の子バキュームお兄さん」
「妙な渾名付けんじゃねえ」
「会って一日で見知らぬ女の子の家に転がり込むとか有り得る?」
「この女の貞操がガバガバだったんだろ」
「お兄さんそれ特大ブーメラン」
「今までの女の中では良い方だな。顔はまあまあだが尻がでかい、あと誘い方が上手かった」
「熱心に説明されても困る」
「誰よりも近くで観察してた癖によく言うぜ」
「2人がここ入った瞬間遠く離れてウジョウジョと遊んでたから何も見てないよ」
「おい何だその泥団子」
「え?とーじさんの飼ってる呪霊」
「限界まで圧縮してんじゃねぇよ」
「水かければ直るかと」
「俺の呪霊をなんだと思ってんだ」
「こんな喋って女の子起きない?」
「死んだみてぇにグッスリだよ」
「縁起悪ぅ……」
「座敷わらしにゃ縁の無ぇ話だろ」
「そんな事もない」
「あ?」
「私は家に憑く座敷わらしと違って“人”に憑くから、私がとーじさんから離れれば多少はそういった不運に見舞われるかも」
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アリス(プロフ) - えっ、好き(?) (2020年11月4日 15時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、。 更新楽しみにしてます! (2020年11月1日 12時) (レス) id: 2b0a7061b0 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - こういうタイプの作品は新鮮でとても面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月1日 8時) (レス) id: 4b85fa6856 (このIDを非表示/違反報告)
びえん - 平和……原作と違って殺伐としてない世界観すき…… (2020年11月1日 7時) (レス) id: 99b56cf02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒ジャージ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年11月1日 5時