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それから時間が経ち、気づけば日も沈んで遊園地のライトアップが綺麗に見えるようになった
「須貝さんもう暗いんですけど帰らないんですか、、」
「子供じゃないんだからまだ楽しまないとね」
「でももう行き尽きましたよ?」
「一個忘れてない?」
「え?」
まさか、??
須貝さんに腕を引かれ着いた場所は観覧車
「観覧車、ですか?」
「そう、ラストに非常に相応しい」
「うわあ、カップルだらけ…」
「ほら、行こう?」
「うーん、、」
「せっかくだから行ってやってもいいですよ」
「もう、もっといい言い方ないのかね笑」
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「わああ高い!」
「子供かよ笑」
「えだって観覧車なんて久しぶりに乗ったんですもん」
「そうだったんだ」
「どう?今日楽しかった?」
「別に…」
私は下を向いてそう言った
「自分に素直になったら?」
「素直に言っても同じです」
「正直言うと?」
須貝さんが私を見つめながら目で訴えるようにそう言うから、もう本当のこと言わないと昼みたいに意地悪されるのはたまったもんじゃないので、仕方なく正直に言うことにした
「須貝さんと一緒に来れて、楽しかったです、、」
そう私が言うと、彼の目付きが変わった
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いろ(プロフ) - 続き!!!ありがとうございます!凄い楽しみにしてたので嬉しいです…!!! (2020年4月17日 11時) (レス) id: 5fbef9d1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ay(プロフ) - まめさん» まめさんありがとうございます。完全に自己満のお話ですが、そう言ってもらえてとても嬉しく思います。君がいるだけで幸せだ はもう少し続きますのでお楽しみに。 (2020年4月4日 11時) (レス) id: bb41346c1e (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - いつも楽しみながら見させてもらっています!どのお話もすごく素敵なのですが、特に『叶わなくたって幸せだ』シリーズが大好きです!これからも頑張ってください。 (2020年4月4日 9時) (レス) id: 27f3e6d9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ay | 作成日時:2020年3月21日 12時