シリウスに愛を誓う【QK】

僕は貴女を好いている - izw ページ28

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初めて会った時から、彼は人気者だった




街で歩いていると人々から声をかけられ、写真やサインを求められる




そんな彼は何故か私に構ってくるのだ
恋愛感情とか全く抱いていないくせに、何故か









私は彼が全く分からない









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｢成瀬｣




｢なんですか？｣




｢問題｣

｢俺は何故、成瀬の部屋に来ているのでしょう？｣




｢知りませんよ｣

｢連絡なしに勝手に来るからじゃないですか｣




｢ぶっぶー答えになっていません｣




｢意味がわかりません｣

｢私はやらなきゃいけないことがあるんです｣

｢用がないなら帰ってください｣




｢相変わらず塩対応なんだよなあ｣




｢伊沢さんがわけもなしにうちに来るからです｣




｢だから！訳があってきてるの！｣




｢じゃあその訳を説明してくださいよ｣




｢え？聞きたい？｣




そう言って彼はジリジリと近づいてくる




｢まあ…｣




すると彼は私の肩に手をのせた
近い、近すぎる




｢そんなの、会いたかったからに決まってるじゃん｣





は？
全くもって意味が分からない
冗談なのか本当なのかも分からないし用がないなら正直帰ってほしいところ




｢正気ですか？｣




私がそう聞くとフッと笑う




｢さあ？｣




｢…｣




困ったもんだ
こんな先輩が今や人気者で会社の社長さんになってるとか本当にありえない




｢とりあえず、用がないなら…｣




｢用はあるよ｣







__________ 成瀬とイチャイチャする用









本当に、伊沢拓司という人間は分からない


そう言いながら構う私も私なんだけど







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大学の先輩後輩関係です
卒業後も何かと絡んでくるizwさんを書きました
izwさんは前々から夢主さんに好意を持っていてアピールまではしないものの、他の人より構っていました
でも夢主さんはそれに気づかず、今に至るという感じです
結局夢主さんも知らぬ間に彼に好かれていたみたいですね

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