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最初はよく思わなかったけど、須貝といる時間がとても楽しくて
そんな私と須貝が毎日仲良さげに話す姿を見て奈那ちゃんは嫉妬した、というわけ
「いいよそれは」
「須貝がバシッと言ってくれたから、もうほぼ言われてないし」
それに気づいた須貝は奈那ちゃんに生まれて初めて怒ったらしい
須貝のおかげでとりあえず丸く収まったからよかったけど
「よかった」
「前まで拗らせてた相手によくそんな怒鳴れたよね」
「怒鳴ってはないけど、好きな奴が自分のせいで傷ついてたら、嫌じゃん」
「好きな奴、ね…」
少し前から思っていた
私もだけど貴方は、吹っ切るために私を利用したんでしょ?
なのになんで、私の事好きだとか言うのかが分からない
一か八かと聞いてみようとした、その時だった
「福良、」
たまたま通りかかったのか、ドアの前で立ったまま動かない福良がいた
「ごめん」
「ちょっと福良」
私はどこかへ行こうとする福良を呼び止めようとした
が、私は隣の須貝に裾を引っ張られて止められてしまう
「須貝?」
すると須貝は
「おい福良!」
と大きな声を出して福良を止めようとする
「話くらい、してやれよ」
そう須貝が言うと福良は黙って教室に入ってきた
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いろ(プロフ) - 続き!!!ありがとうございます!凄い楽しみにしてたので嬉しいです…!!! (2020年4月17日 11時) (レス) id: 5fbef9d1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ay(プロフ) - まめさん» まめさんありがとうございます。完全に自己満のお話ですが、そう言ってもらえてとても嬉しく思います。君がいるだけで幸せだ はもう少し続きますのでお楽しみに。 (2020年4月4日 11時) (レス) id: bb41346c1e (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - いつも楽しみながら見させてもらっています!どのお話もすごく素敵なのですが、特に『叶わなくたって幸せだ』シリーズが大好きです!これからも頑張ってください。 (2020年4月4日 9時) (レス) id: 27f3e6d9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ay | 作成日時:2020年3月21日 12時