検索窓
今日:8 hit、昨日:21 hit、合計:12,905 hit

好きの証 (ヨドンナ / キラメイジャー) ページ4

『よ、ヨドンナ……?』

私は今、恋人であるヨドンナに壁ドンされています。
急にどうしたの……?
なんだか、ムスッとしてて、いかにも機嫌が悪そうだ。

『ヨドンナ、本当にどうしたの?』

私がヨドンナにそう問いかけた瞬間、彼女はため息をついた。
え、な、何?

「自覚なし、か」

ヨドンナはそう呟くと急に私の顎をクイ、と持ち上げた。
えっ!? 顎クイ、ですか!?
ってか今自覚なし、って言ったけど、私なにかした?
記憶を辿ってみるも、思い当たることはない。
そんな私の思考を読んだかのように、ヨドンナは話始める。

「Aさ、他の奴とベタベタし過ぎ。 ボクのモノだってことわかってる?」

『え……?』

「やっぱり自覚無しか。 いい? Aはボクのなんだから、ボクだけ見てればいいの」

わかった? と言いたげな表情で妖しく笑いかけてくるヨドンナに私はつい見惚れてしまう。
でも、なんだかその感情が可愛いと思った。
……ちょっとからかってみる?

『ヨドンナ、それ、嫉妬だよね?』

「違う。 ボクは単にAが他の奴といるのが気に食わないだけ」

『いや、絶対──』

「それ以上言うなら、ボクにも考えがある」

そう言ってヨドンナは私の首筋を指先でなぞる。
そして、彼女の唇が近づき──

『痛っ……』

一瞬走る痛み。
え、なにが起こったの……?

「今つけたのはボクがAを好きって証だから。 ……忘れるなよ?」

その言葉で私は何が起こったのかを瞬時に悟り、顔は赤く染まっていく。
そんな私をヨドンナは満足そうに見つめていた。

♪新たな一面 (リタ・カニスカ / キングオージャー)→←猫ちゃん (鞍馬祢音 / ギーツ)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

塩乃藍(プロフ) - サトミ(三日月)さん» ありがとうございます!✨ (11月13日 1時) (レス) id: 2ead1766dd (このIDを非表示/違反報告)
塩乃藍(プロフ) - 霧乃成さん» ありがとう〜!✨ 口調頑張ったから嬉しい! (11月13日 1時) (レス) id: 2ead1766dd (このIDを非表示/違反報告)
サトミ(三日月)(プロフ) - ラケシスちゃんが可愛すぎます…ラケシスちゃんにチョロいなんて言われたらもう…最高です! (11月12日 13時) (レス) @page24 id: 30bd0e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
霧乃成(プロフ) - ラケシスちゃん可愛すぎる……!!口調とかも本編そのままですごい✨塩ちゃん天才なのか??そうか天才だ……!! (11月12日 7時) (レス) @page24 id: b594f7e6a6 (このIDを非表示/違反報告)
塩乃藍(プロフ) - サラさん» ありがとうございます! リタ様良いですよね! (8月27日 20時) (レス) id: 2ead1766dd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:塩みるく | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月7日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。