ヒロインに恋して 【スーパー戦隊】【仮面ライダー】

♪ 永遠に Another Story (リタ・カニスカ / キングオージャー) ページ13

NE:ON様より
ヤンデレ

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この部屋に入れられて何日経つのだろう。
私はリタ様の恋人。
仕事が忙しくて、リタ様とお話もしなくて、一緒にいる時間も無くて。
リタ様はとうとう私を部屋に閉じ込めた。
本人はこうするしかない、愛しているからだと言ったけれど。

『外、今日も吹雪なのかな』

そう呟き、連絡先を遮断されたスマホで天気を見る。
今日は比較的吹雪いてなさそうだ。

『よし、イシャバーナの友達のとこに逃げよう』

私はそう呟き、機会を待つ。
数刻後のこと、リタ様が部屋にやって来た。

「A、来たぞ」

私はその瞬間を見逃さず、部屋の外、お城の外へと逃げ出す。
リタ様が何かを言っていたが、知らないふりをして投げる。


数時間経ちイシャバーナに降り立つ。
周りは暗く、夜も更けてきたようだ。
友達の元を目指して歩いていると。

何者かに口元を抑えられた。
ふわり、と香る匂いで解った。

リタ様だ。

「A、何故逃げる。 私はお前を愛しているのに」

『愛、して……だったらなんで閉じ込めたりなんか……』

「好きだからだ。 Aはずっと私の側にいればいい。 永遠に二人になれるところで……愛してやる」

そう言ってリタ様は私に激しく口付ける。
長い長いキスの後、私は気を失った。

意識が無くなる瞬間見えたのは、狂ったような目をしているリタ様だった。


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