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潤｢何回もご飯誘ってごめんね？迷惑だったよね｣
日本酒が入ったおちょこを傾けながら話す松本さん
ここは日本酒がおいしいお店らしい
｢とんでもないです！
毎回お誘い頂いてたのに断るのも申し訳なかったので今回やっと行けてホッとしてます｣
潤｢疑ってたわけじゃないけど本当に彼氏いたんだな｣
｢いましたよ(笑)なんでそんな嘘つく必要あるんですか｣
潤｢そりゃー断る口実でしょ｣
｢松本さんとご飯行きたい人なんか山ほどいるだろうにそんなもったいないことしませんよ！｣
潤｢もったいないって何だよ(笑)
てか、絶対思ってないだろそれ｣
｢んー正直、会社の女の子たちほど興味はないかもしれないですね｣
潤｢興味ないかーでもそこが気に入ってんのAちゃんの
あの子たちって俺のことよく知らないくせにご飯とかいきなり誘ってくんじゃん？
俺の見た目しか見てないじゃん｣
｢ふふ、見た目しかって
見た目いいの自覚ありですか(笑)｣
潤｢ん〜まぁ、人よりちょっと？｣
｢いや相当綺麗な顔してますよ｣って返そうかと思ったけど、料理がちょうど届いたタイミングだったのでその言葉を飲んだ
ここの料理はどれも美味しくて、ついついお酒も進んでいた
外食といえば裕貴と高級レストランに行くことしか最近なかったから気張らずに食事できた
潤｢気に入ってくれたみたいでよかったよ｣
｢はい！どれも美味しいです！
ついついお酒も進んじゃって、へへ｣
潤｢美味しそうに食べてるの可愛いね｣
｢またまた〜
リップサービスがお上手ですね、ふふ｣
久しぶりにお酒を飲んだら酔いが回るのも早かった
潤｢家まで送るよ？｣
｢大丈夫ですよ〜
帰れますもん、ふふ｣
潤｢俺が言うのもなんだけど男と2人でご飯の時そんなんじゃお持ち帰りされても文句言えねぇよ？｣
｢松本さんはそんな人じゃないですからね〜｣
潤｢男はみんなそんな人なんだよ
ちょっとは危機感持てよ｣
そう言いながらもフラフラの私を支えながらタクシーを捕まえてくれた
潤｢じゃあまた、｣
｢はい！お疲れ様でしたぁ｣
行き先を告げるとタクシーは走り出す
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作者名：夢叶 | 作成日時：2019年8月25日 22時
