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｢潤さ〜ん、この間美味しいパスタ屋さん見つけたんですけど今日とか一緒にどぉですか〜？｣
下心ありありの女性社員からの誘い
もう見慣れた光景すぎて、なんとも思わない
潤｢パスタの店か〜気になるけど、俺今日先約あって…また今度ね｣
爽やかな笑顔で返す松本さんさすがだな
そんな松本さんに関心しながらも今日中にやるべき仕事が終わり伸びをしていた
潤｢Aちゃん、仕事終わった？｣
｢あ！今ちょうど終わりました！｣
潤｢じゃあ、行こうか？｣
一緒に部署を出て、エレベーターに乗り込むと
潤｢やっと、Aちゃんとご飯行けるな〜｣
｢他にもいっぱいお誘いしてくる女子たちいるじゃないですか〜
さっきの子も松本さんとご飯行きたそうでしたし｣
潤｢俺はAちゃんと行きたかったの
それにああいう甲高い声でクネクネするような子は好きじゃないよ｣
｢いいなって思える人にあそこまで積極的にいけるのも羨ましいですけどね
私あんな可愛く猫かぶれないんで｣
潤｢可愛い？確かにああいう子が好きな人もいると思うけど
俺は媚び売らないタイプのAちゃんの方がよっぽど魅力的だと思うよ？｣
私の目をしっかり見て話す松本さんになんだか照れる
｢ありがとうございます｣
なんて言えばいいか分からなくてそんな言葉でしか返せなかった
松本さんが予約してくれたお店は創作料理の居酒屋さんでおしゃれな雰囲気
案内してくれたのは掘りごたつの個室で
部屋の隅には行燈が置いてあり、柔らかな光が密かな緊張をほぐしてくれる
潤｢嫌いなものない？｣
｢何でも食べれます！｣
潤｢じゃあ、適当に頼むよ？｣
注文までスマートで無駄が一切ないってこのことなんだろうな
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作者名：夢叶 | 作成日時：2019年8月25日 22時
