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#練習試合 ページ6

武田「組めた!組めたよ〜!!」




そう大きな声を出して入ってきたのは、今年からバレー部の顧問になった、武田先生。



練習試合が組めたそうで……



何よりなんだけど、まさかの相手が青葉城西高校。



ベスト4入りしてるところだよね……




恐ろしいなぁ。



しかも条件付き。





『影山くんをフルで出すこと……』




スガさんいいのかな…辛いよね。


だって、だって正セッターはスガさんなのに。



そんな日の帰り。


お兄ちゃんと一緒に歩いていたら、隣を影山くんがものすんごいスピードで駆け抜けて行った。




田中「スガさーーーん!!!大地さんが肉まん奢ってくれるって!」



『スガさん!』



菅原「そっか。でも、青葉城西って……」



影山「同じチームなら考えたかもしれないっスけど、戦うなら全力で戦うだけっス。」



『………すごいなぁ。影山くんは……』



なんて私が囁いた声はきっと聞こえてなんかいないんだろうなぁ。




大「そうだな。怖いのは影山だけじゃないってとこ、見せてやらないとな。」



『お兄ちゃん達頑張ってね!私も精一杯頑張るから!』



私はもう、プレイヤーとしては動けないけど


お兄ちゃんたちの手助けになれれば、嬉しいなぁ。


それに……



それに、スガさんの力になりたい。


そんなこと思ったのは、私だけの秘密にしておくけど。

#VS青城→←#ジャージ



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作者名:瑚城桃李 | 作者ホームページ:ないでーす!  
作成日時:2020年12月12日 22時

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