#好敵手 ページ30
日向の速攻に、音駒の犬岡くんが追いつき始めてる
凄い……
流石というかなんというか。
攻略され始めてるからかな、
日向が…普通の速攻をしようとしている。
慣れてないと無理でしょ。
いくら影山が優秀なセッターで
コントロールが上手でも…
日向がそれを打てなきゃ意味ないんだ。
音駒も音駒で、セッターがすごい。
研磨の観察力はずば抜けてる。
『犬岡くんが後衛に下がった…
で、黒尾さんが前衛か。』
黒尾 「取り返すぞ。」
音駒って凄い、、
怖いくらいにしなやかな攻撃
だけど
烏養 「パワーと速さで攻め続けろ！」
『ドリンクどうぞ〜』
研磨 「…ありがと。」
黒尾 「お〜サンキュ！やっぱマネージャーいるっていいなぁ。
Aちゃんこっちの高校来ない？」
夜久 「黒尾…やめろ。気持ち悪い。」
黒尾 「なんだと、？」
『あはは…遠慮しておきます。』
猫又 「おめぇら焦ってねぇな？」
「「はい！」」
猫又 「ならいい。繋ぎなさい。」
『すごい…』
日向のこの存在感
土壇場で魅せるこの存在感は、時々怖く思う。
敵じゃなくて良かった と。
猫又 「強いスパイクを打つ方が勝つんじゃあない。」
『え？』
猫又 「ボールを落とした方が、負けるんだ。」
『……だから、繋ぐ それが大切だ ということですか？』
猫又 「そういうことだ。
繋いでさえいれば、必ずチャンスはやってくる。」
『ふふ、さすがです。
音駒の強さ、こんなに近くで見せてもらえてよかった。』
日向 「もう1回！やろう！」
猫又 「あぁ。そのつもりだ。
もう1回があるのが、練習試合だからなぁ！」
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