兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ10)

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相「それで、喧嘩の原因は何だ」

轟「………俺が、悪いんです」

轟は自分が冷猫に言った言葉を全て相澤に言った

轟「ついカッとなって、言っては駄目だと分かってたのに言いました」

轟は地面を見つめながら小さな声でそう言った

相澤は、轟家の大体の家庭事情は把握している

ていうか母親が精神病院に入院している事が轟双子の書類に記載されているのを見た時点で何かあるなとは思っていた

相「…取り敢えず原因は分かった。こうなってしまったのも見抜けなかった我々大人の責任だ」

轟「っ先生、」

相「どうした」

轟「…この件は、俺が巻いた種なんです。こんな事になる前に、アイツと話をしていたら良かったって思ってます。俺だけが前を向いても意味が無いんです。だからコレは、先生じゃなくて俺が何とかしないと駄目な事なんです」

轟は相澤の目をしっかりと見つめてそう言った

その目はやっぱり冷猫と似ていて、やっぱり冷猫とは双子何だと言うことが思い出される

轟「…だから、その…何とかしてもう一度、今度は冷静にアイツと話をしてみようかと思います。多分、最初の方は凄ェ嫌がられると思うけど…それでもやらないと駄目なんです」

相「………分かった。じゃあこの件はお前に任せるが、更に酷くなるようなら俺らが間に入るから、そこだけは覚えておいてくれ」

轟「分かりました、ありがとうございます」

相澤はよっこらせ、とソファから立つ

相「寮まで送る。明日もあるんだ、早く寝ろ」

轟「あ…はい」

二人は絶妙な間をあけて横に並び、寮へと向かった

相「…轟、一つ聞いてもいいか」

轟「？はい、」

相「お前、轟冷猫の事はどう思ってる」

轟は少し考え込んだ

轟「……分かりません。俺、幼少期はアイツとまともに過ごせていないんです。…だけど、俺がただ一つ言える事は、アイツは凄い奴です。寮生活が始まるまでは、家に帰ったら毎日訓練場に一人で籠もってるんです

俺は、今までアイツにかける言葉を間違っていました

たった一人の双子の妹です。出来る事なら、こんな関係はやめたい。もっと、もっとアイツと話がしたいです」

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難しい

マジむずい

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