兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ50)

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『相澤先生！！』

冷猫は興奮が抑えきれないまま職員室に飛び込んだ

相「どうした。つーか一旦落ち着け」

『っ先生！！どこかの週末家帰っても良いですか！？』

相「待て待てどうした急に。何かあったのか」

『パパが私の事やっと見てくれるの！！だからお願い！家帰らせて！！』

冷猫は頬を紅潮させて、先生に縋りついた

相澤は冷猫のあまりの勢いに少したじろぎながらも冷猫を落ち着かせた

相「分かった。但し帰省に関しては１日だけのヒーロー護衛付きだ。担任の俺が着いて行くから、頭入れとけ」

相澤は空いている週末を探し、カレンダーを指さした

相「今週の日曜日。朝の９時頃に職員室来い。車で送る」

『分かった、じゃあそう伝えとく』

相「はい。じゃあさようなら」

『さよなら、先生ありがと！！』

冷猫は一礼をして職員室を出ていった

ミ「…ねぇ、”やっと見れくれる”って、」

相「…まぁ、そういう事でしょうね」

相澤はカレンダーを見つめる

相「双子ってのは、色々問題事が多いです。特に片方がずば抜けて優秀なら尚更」

相澤は過去にも双子を受け持ったことがあるのだが、まぁ大変だった

その子は双子だからと比べられ、もう片方の才能に苦しみ挫折し、結局自主退学してしまった

相「最近は落ち着いてきてるらしいですが、まだまだ様子見ですね」

ミ「えぇそうね…よくなると良いけど、そう簡単には行かないわよね…」

ミッドナイトは悲しそうに眉を下げた

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