兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ46)

今日:63 hit、昨日:94 hit、合計:91,317 hit

142 ページ46

.

そして時刻が午後５時。ミスコングランプリの発表

ミスコン参加者は全員ステージに並べられ、冷猫も制服に着替えて並んでいた

〈今年の雄英ミス・コンテストグランプリは、ヒーロー科３年！波動ねじれさんです！！〉

打ち上げられた紙吹雪と共に歓声が湧き上がった

波動が一歩前に出て、今度は準グランプリが発表される

〈続いては準グランプリの発表です！今年の雄英ミス・コンテスト準グランプリは、ヒーロー科１年！！轟冷猫さんです！！〉

まさかの準グランプリという結果に、冷猫は酷く驚く

観客からは、Ａ組の叫び声が凄い聞こえてくる

〈波動さんと轟さんは前へお並び下さい！〉

波動から順に、冠を頭に付けられる

〈お二人に盛大な拍手を！！〉

自分と波動に送られる歓声と拍手に、冷猫の口角は上がりっぱなし

見てもらえて嬉しいから

それから暫く写真撮影の時間が続いた

相「文化祭お疲れって事で明日は休みだ。しっかり休んどけよ。ああそれと、轟妹は後でミスコンのアレがあるから校長室に集まれ」

文化祭の余韻が続いたままHRは終わり、冷猫は言われた通り校長室へ向かう

どうやらグランプリを取った波動を一緒に写真を撮るらしく、冠を被せられた

撮影が終わり、荷物を取りに戻ると教室には爆豪がいた

爆「遅ェ」

『待っててくれたの？ありがと』

冷猫はスクバを持って爆豪の隣に立ったが、爆豪は動こうとしない

どうしたの、と聞こうとすると急に冷猫の肩を掴んだ

『え、ちょ何』

爆「一回しか言わねェからその耳穴かっぽじってよく聞きやがれ」

爆豪は一拍あけて言葉を続けた

爆「冷猫。これからは俺とダチじゃなくて彼女として付き合え」

冷猫はポカンと口をあけ、頭の中で今の言葉を必死に処理をする

そして、目を細め笑った

『それ、私も言おうと思ってた。いいよ、彼女として付き合う』

そう言った瞬間、爆豪は冷猫の身体を思いっきり抱きしめた

そして冷猫もそれに応えるよう、腕を回した

『いつからそう思ってたの？』

爆「気付いたら」

『一緒』

.

ハァハァ…すきすき

猫買った。可愛い

.