兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ41)

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そして遂にやって来た文化祭当日。AM８：５０

物「何だい拳藤！？その衣装は！！」

控室にてなんか、衣装をきた物間がドレスを着た拳藤を見て笑っていた

鉄「おお！！似合うなぁ！」

泡「えロくね？」

柳「ちょっと男子、ズケズケ入って来ないでよ」

ドレスの着付けをしていた柳がそう言う

物「その姿、とても暴力に魂を売った人間とは思えないなぁ！」

拳「褒めてんのか貶してんのかどっち？」

物「褒めてんのさ！！！」

食い気味に物間が答える

物「何てったって、君をエントリーしたのはこの僕だぜ！？CM出演で人気のある拳藤なら優勝間違いなし！優勝する事によってＢ組は更にプルスウルトラ！！何より！！その間君の手刀から僕が解放されるのサーー！！！」

高笑いをする物間に拳藤は呆れてため息を漏らす

拳「まぁ、やるとなったらてっぺん狙わせて貰いますけど」

波「ねぇねぇ！待って！何で優勝間違いなしなの？まだ分かんないよ？」

物「波動ねじれ先輩！？」

会話を聞いていた波動が話しかけた

波「よろしくね！拳藤さん！！」

拳「こっ、こちらこそよろしくお願いしま……す…、」

そして更衣室内に散る薔薇の花びら

絢「おやおや、私を差し置いて優勝のお話を？」

今にも天井を突き刺しそうな程のまつ毛

絢「有終の美を飾るのはこの私！！」

物「絢爛崎美々美センパイ！！」

絢「オーッホッホッホッホ！！」

ギラッギラの着物…？に身を包み、如何にもと言った感じの高笑いを響かせるのはサポート科三年、絢爛崎美々美だ

『ねぇ柳、おかしいトコないか見てもらいたいんだけど…って、何で男子いるの』

ロッカーの裏から出てきたのは、メイクをしている途中の状態の冷猫

物「とっ、轟冷猫サン！！？」

波「あっ、君あの轟冷猫さんだよね！よろしくね！轟さん！」

波動はさっきのように握手を求めた

冷猫はソレに答え、隣で高笑いを続けている絢爛崎を見つめる

その周りには、何故か薔薇が散っていた

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