兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ40)

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それから冷猫はミスコンに向けて色々と準備を始めていた

どのようなパフォーマンスをするのかや、どんなドレスを着るのかどうか

噂によれば、ビッグ３の波動先輩と２年連続ミスコン女王の絢爛崎美々美先輩も出場するらしい

きっと絢爛崎先輩は派手さで挑んできて、波動先輩はあの雰囲気からしてお淑やかな感じで攻めてくると思う

それなら私は自分にしか出せないモノで攻める。派手に、華麗に、ダークな感じで

今考えているのは、まず個性で空を飛びその両脇に寒烈の白姫を設置して冷気を吹かせる。その冷気には氷の粒が含まれているからきっと太陽の光に反射してキラキラと輝く筈だ

それに加え何か氷で花びらを生成して、冷気とソレを一緒に扇か何かで撒き散らす

そして練習していく内に、足りないところを色々補えば良い

『……完璧じゃん』

パフォーマンスが決まれば練習…と言いたいところだが、先にドレスを決める必要がある

黒のドレスが良い。白い髪と白い肌に、絶対映える

クラスの皆に色々見てもらいたいところだが、生憎バンドの練習がある。ドレスは私一人で決める

雄英高校内には衣装室という場所があるらしく、そこにはドレスやスーツは勿論、普段は着ることのないような服が沢山ある

取り敢えずドレスが沢山あるスペースに行き、黒のドレスをそれぞれ壁に掛けて見比べる

なるべく、空を飛んでいる時に靡くものがいい

ふと目に入ったのは、ゴシック調のドレス。他のドレスにはない系統

冷猫はそのドレスに袖を通した

『……可愛い、』

めちゃめちゃ可愛い。コレでメイクもバチバチに決めたら絶対可愛い

スカート丈も短めだから着地する時も踏む心配はないし、レースが沢山ついているから靡くだろう

冷猫はそのドレスに、自分の名前を書いた紙を挟んだ

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イメージコレ

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