兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ37)

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寮に帰ってから皆共同スペースで出し物を考えていた

先生の言っていた他科のストレス

私達ヒーロー科はその発散の一助となる企画を出す必要があると飯田が言った

だから、ランチラッシュの味を知っている雄英生に飯系はボツ

触れ合い動物園も衛生上厳しそうなのでボツ

コントも素人芸程ストレス与えるモンねぇからボツ

雄英雪まつりは本人がいないかもなのでボツ

芦「皆で踊ると楽しーよー」

轟「ダンス良いんじゃねぇか」

芦「以外な援軍が！！」

轟はパソコンでとある動画を皆に見せた

轟「なんかあっただろ…なんて言うのか知らねェけど…バカ騒ぎするやつ。ああこういうヤツだ」

瀬「轟から出る発想じゃねーー！！！」

その動画はとあるバンドグループのライブ映像

確かに、轟から出る発想ではない

砂「パーティーピーポーになったのか轟…！」

轟「違ェ。飯田の意見は最もだと思うし、その為には皆で楽しめる場を提供すんのが適してんじゃねぇか。仮免補講からの連想なんだが」

砂「どんな補講だったんだよ…」

飯「なるほど…」

瀬「今一度言うが素人芸程ストレスなもんはねぇぞ！？」

芦「私教えられるよー！」

上「奇っ怪な動きだった素人が一日でステップをマスターした！芦戸の指導は確かだ！！」

峰「待て素人共！！ダンスとはリズム！！すなわち”音”だ！！客は”極上の音”にノるんだ！！」

葉「音楽と言えばーー！」

皆が耳郎を見る

耳「え、何？」

葉「耳郎ちゃんの楽器で生演奏！！」

耳郎は急な事に戸惑う

葉「耳郎ちゃん演奏も教えるのもすっごく上手だし音楽してる時が一番楽しそうだよ！！」

耳「……芦戸とかさ、皆はさ、ちゃんとヒーロー活動に根ざした趣味じゃんね？ウチのは本当只の趣味だし…正直表立って自慢出来るモンじゃないつーか…」

耳郎はイヤホンジャックをもじもじと弄りながらそういった

上「そういうことか昼間のアレは！あんなに楽器出来るとかめっちゃカッケーじゃん！」

口「…っ耳郎さん、人を笑顔に出来るかもしれない技だよ！十分ヒーロー活動に根ざしてると思うよ！」

八「お二人の主張も良くわかりますわ、でもこれから先は耳郎さん本人の意志で＿＿」

耳「………っここまで言われてやらないのも……ロックじゃないよね」

そして、Ａ組の出し物は生演奏とパリピ空間の提供となった

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