兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ3)

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翌日

相「昨日話した通りまずは”仮免”取得が当面の目的だ。ヒーロー免許ってのは人命に直接関わる責任重大な資格だ。当然、取得の為の試験はとても厳しい。仮免といえどその合格率は例年５割を切る」

峰「仮免でそんなキツイのかよ…」

相「そこで今日から君らには一人最低でも２つ…」

ガラガラ、とドアが開いた

相「必殺技を作ってもらう！」

そして入ってきたのはミッドナイト・エクトプラズム・セメントス

「「「学校っぽくてそれでいてヒーローっぽいのキタァア！！」」」

ヒーローっぽいけど、学校っぽくはなくないか？

エ「必殺！コレスナワチ必勝ノ型・技ノコトナリ！」

セ「その身に染み付かせた技・型は他の追随を許さない。戦闘とは如何に自分の得意を押し付けるか！」

ミ「技は己を象徴する！今日日必殺技を持たないプロヒーローなど絶滅危惧種よ！」

相「詳しい話は実演を交え合理的に行いたい。コスチュームに着替え体育館γに集合だ」

体育館γ 通称

相「トレーニングの台所ランド。略してＴＤＬ！」

「「「(ＴＤＬはまずそうだ！！)」」」

セメントス考案の施設で、生徒一人一人に合わせた地形や物を用意できるらしい

ユニバといいディズニーといい…色々出てくる

テーマパークか何か？

仮免では数多くの適正を毎年違う試験内容で試されるが、その中でも戦闘力はこれからのヒーローにとって極めて重要視される項目となる

”必殺技”といえど必ずしも攻撃である必要はない

例えば飯田のレシプロバースト

あれは一時的な超速移動で、それ自体が脅威である為必殺技と呼ぶに値するらしい

要するに、自分の中に「これさえやれば有利・勝てる」って技を作ろうという話だ

先日の神野事件で大活躍したシンリンカムイのウルシ鎖牢なんかは模範的だ

相「中断されてしまった合宿での”個性のばし”は……この必殺技を作り上げる為のプロセスだった。つまりこれから後期始業まで……残り十日余りの夏休みは個性を伸ばしつつ必殺技を編み出す圧縮訓練となる！！

尚、個性の伸びや技の性質に合わせてコスチュームの改良も平行して考えていくように。プルスウルトラの精神で乗り越えろ、準備はいいか？」

「「「……ワクワクしてきたぁ！！！」」」

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