兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ17)

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肉「これは示威である。今試験は異例の少数採用。オールマイトが引退し、時代は節目。本来であればヒーローは増員して然るべきではないか？

即ち、これらが示唆するは有象無象の淘汰。ヒーローという職をより高次のモノにする選別が始まったと推察される。私はそれを賛助したくこうして諸君らを排している」

上「試験そっちのけでやる事スか…！？おかしーよなんかそれ…」

上鳴は後ずさる

肉「徒者が世に憚る方がおかしい。因みに、この姿でも痛覚等は正常に働く。放電は皆も傷つけるぞ、上鳴電気」

そう言いながら肉倉は肉塊と化した切島を踏みつけた

上「……さっきからあんたも大概中傷ひでーからね？効くからやめてほしいんだよね…」

肉「それは己に自覚があるからだ。省してくれれば幸い」

上「俺のことじゃねぇよ！！」

上鳴は肉倉に爆豪から受け取った球体状のナニかを投げる

するとソレは爆発を引き起こした

上「爆破の成分入れて簡易手榴弾に出来るんだとよ！前にオシャレかって聞いたらキレながら教えてくれた！！

…ところで先輩、いい位置によろけましたね」

その瞬間、上鳴の電流がポインター目掛けて流れる

肉「ぐあ！！！？」

そしてその流れの間にいた肉倉は電流を浴びた

上「粗野で下水道みてーなやつだけど、割と真面目にヒーローやろうとしてますよ」

さっき、範囲の広い爆破ではなくわざわざ範囲の狭い新技を使ったのは、転がっている切島や上鳴を巻き込まない為

上「咄嗟に手榴弾くれたのも、打開の為の冷静な判断じゃないスか？切島だって…友達の為に敵地乗り込むようなバカがつくくらいいい奴なんスよ

それに冷猫だって普段全然喋ってくんねーし飯の誘いも一度も受けてくれねーような奴だけど、アイツは誰よりも必死に頑張ってる凄ェ奴なんだよ

断片的な情報だけで知った気んなって…こいつらをディスってんじゃねえよ！！！」

肉「立場を自覚しろという話だ馬鹿者が！！」

肉倉が再び攻撃をしようとした時だった

個性が解除された爆豪と切島が肉倉を殴った

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