兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ15)

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取り敢えず冷猫は氷に乗って上空へ避難

上から下の状況を見ながら、なるべく自分の個性が有利となる地形を探す

すると、さっきまでいた場所の地面が一気に割れている光景が見えて、皆と離れてよかったと少し安心する

取り敢えず見たところ一番有利そうな市街地ゾーンに降り立つ

目〈脱落者１２０名！！一人で１２０人脱落させて通過した！！〉

『…はや』

一人目の通過者が出たということを放送で知った

残りあと９９名

チンタラやってる余裕はない

すると向こうの方で、ギャアギャア騒いでいる上鳴を見つけた

上「緑谷たちの方行っときゃ良かった！！君達が走ってっちゃうからさァ！！寂しくてついてきちゃったらさァ！！」

爆「じゃあ行けやカス」

『何騒いでんの』

上「あっ！冷猫〜〜〜！！！見ろよアレ！！行けるワケねェだろ！？だって切島があんなんなっちゃったんだぞ！！？？」

上鳴が指差す方には、肉塊と化した切島がいた

肉「我々士傑生は活動時制帽の着用を義務付けられている。それは何故か？我々の一挙手一投足が士傑高校という伝統ある名を冠しているからだ

これは示威である。就学時より責務と矜持を涵養する我々と、粗野で徒者のままヒーローを志す諸君との水準さ」

士傑の生徒と思われる人間の周りには、切島と同じように肉塊と化した人間が転がっている

爆「嫌いなタイプだ」

『人生つまんなそ』

上「何つったあの人！？頭に入ってこねー！」

爆「目が細すぎて相手の実力見えませんだとよ」

『ね、』

肉「私の眼は見目好く長大である！！」

上「オイコンプレックスだったっぽいじゃん！やめなよそういうの！」

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