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一方冷猫の方は、頭から血を流して車内で項垂れていた
その身体にはとっくに霜が降りて、吐いた息は白く染まっている
〈轟・八百万チーム、条件達成〉
『くそ…っ、』
うざったいアナウンスに、顔が歪む
あそこは推薦組だ。それなりに上手く切り抜けたんだろう
一方私は一般入試２位の成績。雄英どころか、士傑からも推薦は来なかった。アイツはどちらからも来てたというのに
きっとアイツなら、こんな事にはなっていないかった。やっぱり私は何処まで行っても失敗作。アイツより劣っている
＿＿＿「何で焦凍くんは火も氷も使えるのに、冷猫ちゃんは氷しか使えないの？双子なのにヘンなのー！！」
そんなの知らないし、
＿＿＿「いやあ、やはり焦凍君の方は凄いですなぁ！どちらの個性も引き継いで、雄英からも士傑からも推薦が来ているなんて！」
皆、みんなおんなじ事言って、アイツばっかり褒めて褒めて褒め倒してさぁ、
＿＿＿「ねぇ、轟さんって双子のお兄さんがいるんでしょ？しかも超イケメンで個性も超強いの。ねぇ、だからさ…私の連絡先、渡してくれない？」
どいつもこいつも、私をだしにしてアイツと繋がろうなんて考えちゃってさぁ
嫌い。大嫌い。アイツだけ、前に進もうとして。図々しいにも程がある
アイツのせいで、お母さんは壊れて、夏兄は家を出ていって、冬姉は”家族”という存在に対しての執着心が凄くなった
皆何かしら抱えて、我慢して、生きてるのに、アイツは自分ひとりで前を進んで
そういうの、むかつくんだよなぁ…
＿＿＿『誰よりも諦めの悪いエンデヴァーの子だよ……！！！』
『…ははっ、』
皆、諦めきれていない。皆パパの血を継いでいる
だから私は、パパに見てもらうという事を諦めきれずにいる
…立たないと
エンデヴァーは、こんなところで止まったりは決してしない
冷猫はフラフラと立ち上がり、割れた窓ガラスから外に出た
すると緑谷が爆豪を抱えて走っているのが見えた
緑「っ轟さん！！！走って！！！」
きっとこのままゲートに向かうつもりだろう
冷猫はバスから飛び降りて、ゲートに向かった
オールマイトがあとを追ってこれないように、体育祭で出した規模の氷壁を出す
＜爆豪・緑谷・轟冷猫チーム。条件達成＞
オールマイトは追ってこなかった
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ふらんそわ。(プロフ) - 寧さん» 多分混じっちゃってる！！ちょっと文を打つのが面倒くさくて過去作からコピペしてる部分とかあるから……恥ずかしい……ご指摘ありがとうございます！！これからは気をつけます！！ (1月8日 23時) (
レス) id: 06d8ce6f9b (このIDを非表示/違反報告)
寧(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて更新すごく楽しみにしてます！冷猫ちゃんの名前が他の子と混ざっていませんか？余計なお世話でしたらごめんなさい！ (1月8日 21時) (レス) @page40 id: bf9e90d8ed (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。(プロフ) - ありまさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (1月8日 15時) (レス) id: 06d8ce6f9b (このIDを非表示/違反報告)
ありま - ﾜｧｧｧｧｧ！！荼毘との絡みがもう好きです！最高すぎありがとうございます、更新無理しない程度に頑張ってください (1月8日 2時) (レス) @page30 id: 99eb8aca2d (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。(プロフ) - 04さん» そうです！だからちょっとアニメ勢の人は気をつけて…！！書いとかなあかんなコレ (1月8日 0時) (レス) id: 06d8ce6f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2024年1月6日 1時
