支配者２【マッシュル-MASHLE-】 (ページ39)

今日:14 hit、昨日:207 hit、合計:147,716 hit

86 ページ39

.

「ん？」

すると次々に穴が開けられていく

「え？いやないない…この檻は厚さ１５センチ大型魔物ですら閉じ込めきるやつだから、」

数の穴は段々と増えていく

そしてそれと比例するように男の冷や汗の量も増えていく

「違う違うこの檻は厚さ１５センチ大型魔物ですらも余裕で閉じ込めきるやつだから、！！」

とうとうマッシュが中から出てきてしまった

「ひイイイイイイ…！！俺の厚さ１５センチ大型魔物すらも余裕で閉じ込めきるやつが…！！」

マ「ふん」

「ヒィッ！！」

あろう事はマッシュはその檻を男に向かって投げつけた

「ヒイイイイイイ……！！！」

そしてついでに扉も投げつけた

マ「……まあ昔の事からだし、今は納得できないかもしれませんけど、この魔法界の一番になって証明してみせるよ。魔法使えなくたって良いんじゃないってね」

その言葉に民衆が再び声を荒げようとした時、その場にウォールバーグが現れた

ウ「フォッフォフォ、すまない。私の独断で皆を混乱させてしまって」

「ウォールバーグ校長…！？」

ウ「しかし彼の処遇は最終試験後と魔法局で決まったのじゃ…どうかここはもう暫く待ってくれないかのう」

ウォールバーグの願いには誰も逆らえなかった

ウ「マッシュ・バーンデットよ。一生の内一人と出会えるか分からないもんじゃ、自分の為に声を張ってくれる人間は…よい友達を持ったのう。君達はワシの誇りじゃ」

ジゼルは深く息を吐きながらローブの中に杖をしまった

マ「………この学校に入って大切なものが沢山できました。だから、最後の戦い。必ず勝ちます」

レ「つまり結婚ってことですね！？」

マ「なんで？」

ド「あああ！！！」

ランスはジゼルがローブの中に杖をしまった事を確認して肩から手を離した

ラ「お前も怒るんだな」

『ランスは私を一体何だと思ってるの？』

怒る時は普通に怒ります。面倒くさいからあんま怒らないけど

.