英雄に非ずんば。【僕のヒーローアカデミア】 (ページ34)

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プ〈今回の体育祭両者トップクラスの成績！！まさしく両雄並び立ち今！！緑谷 VS 轟！！スタァァト！！〉

スタートと同時に轟は氷結を緑谷に向けて出した

緑谷もそれを予想していたのか超パワーで破壊する

「うわさっっむ！！！」

超パワーにより発生した暴風が轟の氷結で冷え、冷たい風がスタジアム内に吹き荒れる

プ〈おオオオ！！破ったあああ！！〉

轟は恐らく、緑谷の自損覚悟の打ち消しを予想している

それを狙っているのもあって氷結を先に出したのだろう

緑谷に迫ってくる氷結を再び防ぐ

その度に冷たい暴風が吹き荒れるので一気に鳥肌が立つ

切「げっ！始まってんじゃん！」

上「お！切島！二回戦進出やったな！」

切「そうよ次おめーとだ爆豪！」

爆「ぶっ殺す」

切「ハッハッハ！やってみな！」

戻ってきた切島が席に座る

切「…とか言っておめーも轟も強烈な範囲攻撃ポンポン出してくるからなー…」

爆「ポンポンじゃねぇよ、舐めんな」

切「ん？」

爆「筋肉酷使すりゃ筋繊維切れるし、走り続けりゃ息切れる。個性だって身体能力の一部に過ぎねぇ。アイツにも何らかの”限度”はある筈だろ」

切「考えりゃそりゃそっか…じゃあ緑谷は瞬殺マンの轟に…」

耐久戦を仕掛けている

プ〈轟緑谷のパワーに怯むこと無く近接へ！！〉

轟は緑谷に一気に距離を詰め、氷結を繰り出す

そして今度は指ではなく、腕で超パワーを使った

先程とは段違いの暴風に思わず顔を背ける

プ〈圧倒的に攻め続けた轟！！とどめの氷結を＿＿＿〉

緑「どこ見てるんだ…！」

緑谷は壊れた腕で、個性を使った

緑「震えてるよ、轟くん。個性だって身体機能の一つだ、君自身冷気に耐えられる限度があるんだろう…！？で、それって左側の熱を使えば解決出来るもんなんじゃないのか…？」

緑谷の言う通り、轟の右半身には霜がおりている

緑「………っ！！皆…本気でやっている…！勝って…目標に近づく為に…っ一番になる為に！半分の力で勝つ！？まだ僕は君に傷一つつけられちゃいないぞ！全力でかかってこい！！！」

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