英雄に非ずんば。【僕のヒーローアカデミア】 (ページ32)

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プ〈中学からちょっとした有名人！！堅気の顔じゃねぇ！ヒーロー科爆豪勝己！！ VS 俺こっち応援したい！！ヒーロー科麗日お茶子！！〉

麗日の個性は触れないと発動出来ないが、触れれば主導権は麗日が握ることになる

スタートと同時に麗日は爆豪へ距離を詰めた

そして、距離を詰められたくないであろう爆豪はそれを爆破で回避する

プ〈上着を浮かせて這わせたのか！よー咄嗟にできたなぁ！！〉

爆豪の背後を取った麗日は触れようと手を伸ばすが、それより先に爆豪の爆破で吹き飛ばされる

瀬「見てから動いてる…！？」

上「あの反応速度なら煙幕はもう関係ねぇな…」

触れないと発動できない個性にあの反射神経はかなり分が悪い

麗日は何度爆破されても諦めずに爆豪との距離を詰めた

麗「おらあああああ！！！！」

コンクリートで出来た地面は爆破のせいか、所々抉れている

蛙「お茶子ちゃん…」

峰「爆豪まさかあいつそっち系の…」

耳「もうウチ見てらんない…！」

皆の顔が段々と青ざめていく

麗「まだまだぁ！！！」

プ〈休むこと無く突撃を続けるが…これは…〉

「おい！！それでもヒーロー志望かよ！！そんだけ実力差あんなら早く場外にでも放り出せよ！！」

「女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ！！」

「そーだそーだ！！」

あちこちからブーイングの声が上がる

プ〈一部から…ブーイングが！しかし正直俺もそう思…うわ肘！！何SOON…〉

相〈今遊んでるっつったのプロか？何年目だ？シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイト見てろ〉

緑「相澤先生…！？」

今度は相澤の声がスピーカー越しに聞こえてくる

相〈ここまで上がってきた相手の力を認めているから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ手加減も油断もできねーんだろうが〉

物「爆豪の距離ならともかく…客席にいながら気付かずブーイングしたプロは恥ずかしいね。低姿勢の突進で爆豪の打点を下に集中させ続け…武器を蓄えてた。そして絶え間ない突進と爆煙で視野を狭め、悟らせなかった」

上空には、麗日の個性によって浮いている無数の瓦礫があった

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