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「余計なお世話かもしんないけどさ、Aに恋人ができたとするよ」
「え…うん」
彼は至って真面目な顔だ。
駅前の通路で真剣な目で見つめられる私。
圧が。
「人によっちゃあさ、彼氏彼女に異性と遊ばないで！とか不安になる！みたいに言う人もいるわけじゃん」
「……まぁ」
「俺は凛が彼女だから別に凛がふっかと会おうがいいわけよ、2人のことなんて信頼してるしさ。てか何かしら理由があって2人きりになるなら報告してくれると思うし！でもAに彼氏ができたらさ、ふっかと会えなくなるじゃん！ふっかもAと会えないじゃん！」
「ちょ、ちょっと待って？2人で会う前提なの？そもそも4人で会えばいいだけの話じゃない？」
何だか息が荒くなっているさっくんを宥める。
通行人がチラッと私たちを見ていた。
「いやでもさぁ、複数人だとしても無理って人もいるじゃん？それに」
それに気づくこともなく、さっくんは私に訴え続ける。
「ふっかが言ってたよ、最近よく2人で飲んでるんでしょ？」
「…あー、まぁ。でもたまたまっていうか」
「俺それ聞いて安心してさぁ、なんか嬉しかったの！俺らが付き合ってもそこの繋がりは消えてないんだなって」
「えぇ？」
「俺らが付き合ってそれに気遣われて4人で会うことも減ったらさ…そこの2人が会う頻度が一番減りそうだなと思って」
まぁ確かに…それは言えてるのかもしれない。
凛とは2人でよく遊ぶし、それに付随してさっくんと会うこともたまにはあるんだとは思う。
けど今まで4人で会うことで顔を合わせていたふっかとはその頻度が減れば比例して会う事が減るのは自然だ。
「だからさぁ、彼氏作るなとはもちろん言わないよ！？言わないけどさぁ…ふっかとさぁ、定期的に会って欲しいんだよなぁ…」
もはや面白くなってきてしまった。
自分だけじゃなく、仲が良い2人の関係性まで心配してくれている彼の友達大好き具合に。
いや、面白いは失礼か。
「ふふ、だから4人で定期的に集まろうよ。それに私に彼氏ができたとて4人ですら集まるのをよく思わない人だったら私から振っちゃうと思うなぁ」
ちょっと気持ちが温かくなったのだけど
「いやまぁそうなんだけどさぁ」
「てか、ふっかに彼女ができるかもしんないし」
「……その相手がAだったら一番いいんだけど」
チラ。
そんな事を言いながら横目で見てきたさっくんに、思いっきり「は」と言ってしまったのは許して欲しい。
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ぽぷら(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます！もう少しでラストスパートなので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです☺️ (4月8日 20時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 今回も好きなお話で一気に読みました！胸がきゅーっとなります！！ (3月24日 22時) (レス) @page47 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます☺️ゆっくり更新にはなりますが楽しんでいただければ幸いです！ (3月15日 21時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 見つけた瞬間飛び起きました👏もう面白くてわくわくしてます！😍 (3月5日 23時) (レス) id: 9e7ca0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2024年3月1日 23時
