友達 ページ48
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そろそろ4人でご飯食べようよって言い出したのはさっくんだった。あの日からつい、このトークルームのアルバムを見てしまっていた私はその通知が来た時にびっくりして。
「あ、A〜」
待ち合わせ場所に着いた時にその場にいたのはそのさっくん。私を見つけて手を振るので軽く振り返しながら駆け寄った。
「凛と一緒じゃなかったんだ？」
「今朝まで一緒にいたけどね、各々予定あったから」
「そっか」
ちょうど来た凛からの連絡にはもうすぐ着く〜と。さっきから既読が2しか付かないけどふっかはちゃんと向かっているのだろうか。
「てかさぁ、俺ら気遣わせてるよね」
「え？」
「ふっかとAに」
きっと同じ連絡を見たのであろうさっくんは携帯をポケットに入れた後少しだけ困った顔でそんな事を言った。
「え、何が？」
「ほら、よく4人で遊んでたのに俺らが付き合ってからほとんどなかったじゃん？そのー、2人が俺らに気遣ってくれてるんだろうなぁって。ふっかも最近俺のこと誘わないし、Aと凛もさ」
「いやいやそんなことないって！むしろ付き合いたてなんだし2人でいてくれ！って感じ、だって私たちずっと2人にくっついて欲しかったんだよ？」
前に4人がたまたま顔を合わせた時のことを申し訳なく思っているのだろうか。そうだとしたら逆に気を遣わせてしまって申し訳ない。
今回4人でのご飯を提案したのもその気遣いからだったのだろうか。
「いやまぁそれはありがたいんだけどー…」
「いいんだよ、別に私たちだって遠慮してるわけじゃないんだから。それに凛と私は割と定期的に会ってるし、多分ふっかは個人的に忙しいだけじゃない？またすぐに誘ってくるよ」
「いや俺さぁ、なんていうか4人で遊ぶの好きなんだよねぇ。それはさ、今まで通りでいたいっていうか」
彼らしいなと思う。
さっくんにとってはもちろん凛といることは大事だけど、同じくらいこの4人の空間も大切にしたいんだろう。
そんなさっくんだからこそ、きっと凛も好きになったんだと思う。
「もちろん私も4人でいるのは好きだよ？ただ私は凛とさっくんがお互いをすごく想い合ってる姿を見るのが同じくらい好きだったから、やっと繋がった2人の話をたくさん聞きたいなぁと思うの。2人きりの時とかさ、デートの時の話とか。それを凛と会った時に聞く時間がすごく好きなんだよね」
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ぽぷら(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます！もう少しでラストスパートなので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです☺️ (4月8日 20時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 今回も好きなお話で一気に読みました！胸がきゅーっとなります！！ (3月24日 22時) (レス) @page47 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます☺️ゆっくり更新にはなりますが楽しんでいただければ幸いです！ (3月15日 21時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 見つけた瞬間飛び起きました👏もう面白くてわくわくしてます！😍 (3月5日 23時) (レス) id: 9e7ca0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2024年3月1日 23時
