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"ねぇA、凛が好きな服のブランドとか分かる？"
そんな時
置いていた携帯に通知が届き、開いてみれば送り主はその同級生の彼氏さん。
きっと向こうもお昼休憩なんだろう。
"ブランド？まぁなんとなくなら分かるかなぁ"
"いくつか教えて欲しい！"
ハッとしてカレンダーを開く。
そうだ、今月末凛の誕生日だ。
"誕プレ？"
"そう、早めに目星つけときたいなーと思って"
今月末と言いつつもまだ少し先、さすがさっくんである。しかもこれまた服だなんて中々チャレンジャーなチョイスだなと思っていたら
"後でリンクいくつか送っておくねー。服あげるの？"
"服だとサイズ感とか着心地とかの好みもあるだろうから小物とかで見てみようかなーって思ってる"
さすがだ。
「素敵エピ、聞く？」
「え？あぁ、例のキューピッドしてあげた？」
「そう、たった今起こった」
凛と買い物に出かけた時によく立ち寄るお店やよく着ている服、持っている物を思い出しながら凛がまた喜ぶだろうなぁと顔を綻ばせながら同期に報告。
「女の子の方が今月末誕生日でね」
「ほぉ」
「今彼氏の方からリサーチのLINEがきた。彼女の好きな服のブランドとかお店教えて？って」
阿部ちゃんは自分の携帯でカレンダーを開く。今日の日付を改めて確認したのであろう彼は「早くない？」と一言。
「ね、早めに探しておきたいんだって」
「へぇ、まぁ売り切れとかもあるだろうしね」
「服あげるのかなって思ったらさ、服だと細かく好みとかあるだろうし小物で見てみようと思ってるーって。気遣いも流石だよね」
私もぼちぼち探さないとなーと。
ないだろうけどさっくんと被らないようにしなきゃなんて。
「え、てかさ。この間あげてたのは何のプレゼント？」
「この間…あ、リップ？」
「そう」
「あー…それはあれだよ。特に何かがあったわけじゃないけどってやつ」
「へぇ、すごいね。大好きなんだね、彼女のこと」
「うん、だと思うよ。てか彼女の方もお返しってあげてたしね」
一緒に選んであげたプレゼントはとても喜んでくれたらしい。チョイスしたのはよく音楽を聴いているらしいという情報から、ちょっといいとこのイヤホンケースカバーだった。
もちろん、凛と2人の時はイヤホンなんてしないんだろうけど。
「なんか、ちょっと話聞いてるだけだけどまじでラブラブなんだなって伝わってくる」
「その通りだよ。幸せオーラ全開」
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ぽぷら(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます！もう少しでラストスパートなので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです☺️ (4月8日 20時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 今回も好きなお話で一気に読みました！胸がきゅーっとなります！！ (3月24日 22時) (レス) @page47 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます☺️ゆっくり更新にはなりますが楽しんでいただければ幸いです！ (3月15日 21時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 見つけた瞬間飛び起きました👏もう面白くてわくわくしてます！😍 (3月5日 23時) (レス) id: 9e7ca0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2024年3月1日 23時
