雰囲気 ページ40
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「だってさぁ、めちゃくちゃ仲良いじゃん。大学生の頃から」
「いやいや凛とさっくんとも仲良かったじゃん」
「それとこれとは話が別でしょー？」
今私は休憩にと入ったカフェの中で凛にトンデモびっくりな事を言われた。
「私はずっっとお似合いだと思ってたよ？てか実は付き合ってたりするのかなぁとか思ってた時もあったし」
「いやいや全くないけど…」
てかさぁ…と何だか神妙な面持ちで何かを切り出したかと思えば「いつふっかと付き合うの？」だなんて。
「早く付き合えばいいのにーって大介と言ってたよ」
「あんた達に言われたくないわ。笑」
本当に君たちが言うな案件だ。
2人をくっつけるためにどれだけ私たちが頑張ったか。
よく一緒にいるように見えたのも2人をくっつけようとしてたからだろうし、大学時代も気がつけば2人の世界に入ってたので私たちが一緒に外れていただけなのだ。
「ふっかはねぇ、結構おっきな片想いしてたんだよ」
「えぇ？それいつの話？」
「さぁ…でも大学の時なのかな？最近聞いたんだけど、かなり好きだったみたいだよ」
結局、彼があの後かつての想い人に連絡したとか接触したのかどうかは知らない。
あちらから言ってくれれば全然相談には乗るけど、そもそも聞き出す事でもなければ私が無理に関与してはいけない事なのだ。
「ふぅん…ふっかがねぇ」
「今は何ともって感じらしいけどね、再会とかしたらまた好きになったりして」
あれだけ想いが大きかった人なら、それが蘇ることは全然あるんじゃなかろうか。
恋とかそう言うのに実は興味がないんじゃないかとすら思ってた当時とは違い、彼の恋愛観や過去の経験を少しだけ知れた今はそう思う。
「ねぇそれさ」
「ん？」
むしろ、早く再会してまた恋愛を始めればいいのにとすら思うくらいだ。
「Aのこと言ってるんじゃなくて？」
「……はい？」
ふっかに春が来ればいいな。
そんな無責任な事を勝手にぼんやりと思っていれば凛が私に放った言葉はこんなこと。
「だってさぁ、わざわざAにそんなこと言ったんでしょ？」
「えー…いや、話の流れ的に」
「だとしてもさぁ、それってお前のことだよ気づけってことじゃなくて？ふっか、なんかそういうのやりそうだし」
その"気づけば無になった"話を初めてを聞いた時のことを思い出す。そう、あれは目の前の彼女とさっくんが結ばれたと報告を受けた日だ。
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ぽぷら(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます！もう少しでラストスパートなので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです☺️ (4月8日 20時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 今回も好きなお話で一気に読みました！胸がきゅーっとなります！！ (3月24日 22時) (レス) @page47 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - 優希さん» ありがとうございます☺️ゆっくり更新にはなりますが楽しんでいただければ幸いです！ (3月15日 21時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 見つけた瞬間飛び起きました👏もう面白くてわくわくしてます！😍 (3月5日 23時) (レス) id: 9e7ca0af4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2024年3月1日 23時
