警視庁捜査一課特殊捜査第零係 ページ39
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実は、警察組3人が前任者に能力者だとバレた理由に対して俺の中で一つ仮説がある。
でもそれは今考えたって仕方がないことで
信じたくも無いからあえて言わないでおいた。
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"裏"は確実にまだ存在していて、そして今も何処かで動いているのかもしれない。
俺はその"裏"にきっとこれからも狙われる立場なんだろうし、いつどこで身の危険が訪れるかは分からない。
ただそんな俺は警察官で、そして"ゼロ"の主任である。ゼロ送りになった事件は必ず対処をしなければならない。
今後、その“裏"が起こす事件だって対応しなければならないんだろうし、その狙いが俺自身であったり、俺を含むゼロのメンバーであることも十分考えられるのだ。
そんな、今までの環境とはガラリと変わるであろうこれからの俺の人生。
前の俺なら"狂った"と思っていただろう。
もちろん恐怖なんて拭えないし、外出一つでさえも気軽にできないような生活は不便さも感じる。
ただ俺の周りにはいつのまにか、そう感じてしまうこともまるっと全て受け止めてくれる心強い仲間ができていた。
自分の翠色に光る眼を綺麗だと微笑んでくれる仲間。
そして、自分に開花してしまった能力を肯定させてくれるような存在も。
【新着メール1件】
「ふっか」
「おう、召集かけた」
パソコンを持ってリビングに降りればダイニングに集まるみんな。資料やらデータを広げると一生懸命に目を通してくれる。
自分の能力や得意なこと、それを理解していかにこの事件の解決に役立てられるか。そして自分の立つべき役割を見極める。
そんなすっかりゼロのメンバーとして頼もしくなっていたみんなに囲まれると恐怖も薄らいでいくような気がした。
「さっさっと終わらせて帰るぞー」
「油断しないでね？」
「あったりまえよ、相手殺人犯かもなんでしょ？」
「なーんか引っかかるけどねぇ、他に黒幕いそうじゃない？」
「翔太が視てくれたあいつだろ」
「そうそう……あ、めめが鍵開いたって」
「よーし」
「行くよ、阿部ちゃん」
何より、俺の隣には最強のバディがいる。
「OK、相棒」
目を合わせて、口角を上げて。
腰元の銃に手をかけながら。
今日も俺たちは事件に立ち向かっていくのだ。
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『Zero in on "ZERO"』
fin.
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ぽぷら(プロフ) - ゆうさん» 結末を知ってから読み返すとまた違った発見があるかも知れませんね。楽しんでいただけていますように！コメントありがとうございました！ (3月3日 21時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - ゆうさん» ゆう様。少しここに顔を出さない期間が続いてまして…コメントに気づくのが遅くなってすみません💦お読みいただきありがとうございました。この作品は翔太くんの存在が結構大事だったりするので、担当様に喜んでいただけて嬉しいです☺︎ (3月3日 21時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続き、、、読んでしまったので、また最初からゆっくり読み直そうかと思います。素敵な作品、ありがとうございます。 (1月30日 0時) (レス) id: ea951581be (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 初めまして。ふらふらと彷徨い、こちらに辿り着き夢中で読んでしまいました。メンバーだけという作品もですが、設定に引き込まれました。各々の能力もにあってるし、渡辺担の私はかっこいいしょっぴーが見れて嬉しかったです。先が知りたくてめっちゃ早く (1月30日 0時) (レス) @page50 id: ea951581be (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - kototoさん» kototo様。お読みいただきありがとうございました！同じ阿部担の方に楽しんで頂けて嬉しいですー！☺️読み返したりと、引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです！ありがとうございました！ (2023年4月16日 18時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2023年3月29日 22時
