◆警察と、俺と、2人 ページ11
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またふっかは病院送り。
阿部ちゃんも疲れたのか車に乗り込んだ途端にストンと眠りに落ちて、照が家のベッドまで運んだそうだ。
俺は上に何が起きたのか事情を説明、あの場所の住所も伝えた。
俺らが出た後に上がそこに向かったらしいけどその時にはもうあの場所には人一人いなかったそう。きっと残りの裏の奴らは危機感を感じてどこかへ移動したのだろう。警察に拠点がバレているのならそこにはもういられないだろうしな。
「はぁ…疲れた」
俺は先に家に戻ったみんなとは別で辛うじて捕まえた数名を本部に送り、そして色々と終えて帰ってこれたのはもう夜中。
ソファに沈んだ俺の前に飲み物を置いた涼太は「お疲れ様」と、それだけを言って自分もコップを口に付けた。
アドレナリンが出ていたのか、透視をし続けて疲弊していたのにあの場所ではそれが吹っ飛んでいたように思う。銃をちゃんと誰かに向けるのなんて初めてで、でもふっかが一瞬で意識を飛ばされた時には何の迷いもなく引き金を引いた俺。
その後照とめめの力で何とか逃げて、そして二人を見つけ出した時も咄嗟に銃を構えたっけ。
「……こっわ」
あの状況もだし、俺自身も。
「かっこよかったよ、翔太」
そんな俺の思考を読み取ったのか、ぽつりとつぶやいた涼太に俺は驚いた。瞑っていた目を開けて彼に視線を向ければ俺をチラッと見てまたコーヒーを啜る。
「まさしく警察だったね」
「……あの二人には敵わないけど」
俺が警察として働いてる所を見てみたい。
そんなことを言われたあの日からどれだけ経ったかな。
「今回そんな二人を助けたのは翔太なんじゃない？」
「…俺は何も」
「いや、透視を使って阿部の場所特定したのも、連れていかれた阿部と意思疎通を取ってあいつら取り押さえる判断したのも翔太だよ。自信もっていいと思う」
お風呂沸かしてあるから入って休みな、と。そう言い残して涼太はコップを洗ってリビングを出て行った。
必死だった、今まで俺たちを動かしてくれていたふっかと阿部ちゃんが囚われている。佐久間の時とは違って何もしないわけにはいかなかった。
めめから阿部ちゃんがまた連れていかれてふっかが後を追ったと。そう言われた時、助けに行くぞと先陣を切ったのは俺だった。
あいつの事だからきっとまた無理しようとしてる。阿部ちゃんには敵わないけれど、ふっかのその性格は俺も理解できているつもり。
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ぽぷら(プロフ) - ゆうさん» 結末を知ってから読み返すとまた違った発見があるかも知れませんね。楽しんでいただけていますように！コメントありがとうございました！ (3月3日 21時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - ゆうさん» ゆう様。少しここに顔を出さない期間が続いてまして…コメントに気づくのが遅くなってすみません💦お読みいただきありがとうございました。この作品は翔太くんの存在が結構大事だったりするので、担当様に喜んでいただけて嬉しいです☺︎ (3月3日 21時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続き、、、読んでしまったので、また最初からゆっくり読み直そうかと思います。素敵な作品、ありがとうございます。 (1月30日 0時) (レス) id: ea951581be (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 初めまして。ふらふらと彷徨い、こちらに辿り着き夢中で読んでしまいました。メンバーだけという作品もですが、設定に引き込まれました。各々の能力もにあってるし、渡辺担の私はかっこいいしょっぴーが見れて嬉しかったです。先が知りたくてめっちゃ早く (1月30日 0時) (レス) @page50 id: ea951581be (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - kototoさん» kototo様。お読みいただきありがとうございました！同じ阿部担の方に楽しんで頂けて嬉しいですー！☺️読み返したりと、引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです！ありがとうございました！ (2023年4月16日 18時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2023年3月29日 22時
