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「ふっかーごはん……って、大丈夫？」
ぐるぐると考えてるうちに寝落ちる寸前まで来ていたんだろう。また康二がやってきてから入れ替わりであの部屋を出た俺は自室に籠って珍しくぼーっとしていた。
照が訪ねてきたのに意識を戻した俺。照は心配そうに俺を見ていた。
「阿部の移った？」
「いや、ゲームしてたら眠くなっちゃってさ」
気付けばもう夜らしい。ちらっとパソコンを確認して何も連絡が来ていないことに安堵して、俺は部屋の電気を消した。
「腹減った」
「シチューだって」
「へぇ、うまそ」
「さっき阿部に持ってったんだけど美味しいって食べてたよ」
「あぁ、よかった」
廊下を進みながら阿部ちゃんの部屋のドアを見る。ちょっと覗こうかと思ったけどやめた。多分康二がまだいるんだろうし。
「…ほんとに大丈夫？」
「えー？なんでよ」
「何か疲れてる」
「そんな、仕事もしてないのに。あーでもゲームに集中しすぎたか」
いつも通りにしてるはずなんだけど、照は一度疑ったら気になってしまう性なのだろうか。リビングに入ってみんなと会話をし始めてもどことなく感じる彼の目線。
「ふっか」
「ん」
「……ゲームずっと置きっぱなしだったよ」
夕飯を食べ終わってから本当にゲームをしようかと自室に向かおうとした時。声をかけられた照の手には間違いなく俺のゲーム機が。
あーあ、俺としたことが。
「だれかケツで踏んでねぇだろうな」
「そこに置きっぱなしなのが悪いんじゃん」
「え、踏んだのかよ」
「踏んでねえよ」
冗談っぽく言えば翔太が食後のお茶を手にソファにどがっと座って茶々入れてくる。
「あ、ラウは？」
「夕飯前に帰ったよ、目黒と出かけてそのまま」
「そっか」
「あ、俺阿部くんにいろいろ買ってきたんで」
冷蔵庫をのぞけばゼリーやらプリンやらスポーツドリンクやらが沢山。どうやらラウールも一緒にいろいろ選んで買ってきてくれたらしい。
「ありがと、とりあえず水分取らせるか」
ひとつペットボトルを取ってリビングを出る。
「ふっか」
そんな俺を追いかけてきた照は
「……あのさ、俺でもなんか変って分かるんだから。翔太とか…それこそ阿部だって分かると思うよ」
そうなのかな、照だからじゃないんだ。
「無理に言えとは言わない。けどゼロのリーダーはふっかでしょ。ふっかが沈んでたらゼロがダメになる。俺はそんなの嫌だからね」
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ぽぷら(プロフ) - 美里さん» 美里様。お読みいただきありがとうございます！お返し遅れてすみません💦楽しんでいただけてるようでとっても嬉しいです。完結までよろしくお願いします(^^) (2023年3月31日 16時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - ayaさん» aya様。いつもありがとうございます！お返し遅れてすみません💦コメントしていただいた時よりだいぶお話が進んでますが楽しんでいただけてますでしょうか(^^)やっとこラストスパートですのでぜひ完結までよろしくお願いします！ (2023年3月31日 16時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - 既にずっと面白いですが更に面白い展開になってきてわくわくそわそわです！いつも楽しく読ませていただいてます(^^)これからも応援してます！！ (2023年2月18日 22時) (レス) @page36 id: aee62fe4fc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 今回のお話ものめり込んで読んでいます！1人ずつ仲間になっていく感じも大好きです！ヒヤヒヤドキドキのシーンでおあずけ〜(°▽°)みんなどうか無事でー！！ (2023年2月12日 19時) (レス) @page17 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - 萌葱さん» 萌葱様。コメントありがとうございます！引き続きお付き合いいただければ幸いです(^^) (2023年2月12日 15時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2023年2月7日 21時
