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「うわ…しんどそうですね…」
「んね、大人になって改めて高熱出すの結構つらいんだよねぇ」
阿部ちゃんの部屋をチラッと覗いたラウールが心配そうに呟く。連絡ついでに勉強はできないだろうけど暇ならご飯食べにおいでと言えばすぐに訪ねてきた彼。
「こーじ、飯食わないの」
「……阿部ちゃんが起きたら一緒に食べるわ」
結局朝舘さんが作ってくれたおかゆを数口だけ食べて眠りについた阿部ちゃん。ずっと眉間にしわ寄ってるし息遣いも荒いからちゃんと寝れてるかは怪しいんだけど。康二はそのそばにずっと付いていて、心配そうにその姿を見つめている。
「そう、じゃあ先に食べてるよ」
「おん」
時刻はお昼。のんびり起きてきた奴らのブランチとたまたま起きていた俺らの昼食タイム。
「舘さん、康二後で食べるってさ」
「そっか。阿部は起きてた？」
「ううん」
何だか康二の様子もおかしい。心配することは悪いことじゃないけどにしても気にしすぎだ。どうしたんだろうか。
「ほぼ頭痛薬だけど、解熱効果もあるのがほとんどだから」
「あー、次起きたら飲ませるか。てか、凄い種類持ってんのね」
「片頭痛持ちだからさ、あと能力の使い過ぎでしんどくなった時用」
翔太がいくつかの薬を部屋から持ってきてくれる。俺はあまり経験がないから分からないけど、能力による体調不良って市販の薬でどうにかなるものだろうか。
「それ、効くの？」
「分かんないけど…気休めってか自分の安心材料的な意味も込めて」
スキンケア用品だとかその辺に詳しい翔太は薬だったりサプリにも詳しいらしい。実はちょっと影響されて翔太おすすめの化粧水を買ったばかりだった。心なしか肌の調子がいい気がする。
「俺、なんか必要なもの買ってこようか？ゼリーとか飲み物とか」
「あー、あった方いいかもね」
「あ、俺何となくで買ったゼリーまだ食べてないんで阿部くんにあげていいっすよ」
「てかこういう時って病院連れてった方いいのか？」
「しばらくして熱が下がれば大丈夫だと思うよ、咳とかの症状はないみたいだしね」
昼飯を食べながら阿部ちゃんの話題で持ち切り。どんだけ仲いいんだよと思いつつ、みんないいやつだよなぁなんてぼーっと思ってしまう。
ここにいる全員が能力者だなんてな、世の中の一般人からしたら信じられない光景なんだろう。
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ぽぷら(プロフ) - 美里さん» 美里様。お読みいただきありがとうございます！お返し遅れてすみません💦楽しんでいただけてるようでとっても嬉しいです。完結までよろしくお願いします(^^) (2023年3月31日 16時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - ayaさん» aya様。いつもありがとうございます！お返し遅れてすみません💦コメントしていただいた時よりだいぶお話が進んでますが楽しんでいただけてますでしょうか(^^)やっとこラストスパートですのでぜひ完結までよろしくお願いします！ (2023年3月31日 16時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - 既にずっと面白いですが更に面白い展開になってきてわくわくそわそわです！いつも楽しく読ませていただいてます(^^)これからも応援してます！！ (2023年2月18日 22時) (レス) @page36 id: aee62fe4fc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 今回のお話ものめり込んで読んでいます！1人ずつ仲間になっていく感じも大好きです！ヒヤヒヤドキドキのシーンでおあずけ〜(°▽°)みんなどうか無事でー！！ (2023年2月12日 19時) (レス) @page17 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - 萌葱さん» 萌葱様。コメントありがとうございます！引き続きお付き合いいただければ幸いです(^^) (2023年2月12日 15時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2023年2月7日 21時
