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リビングに降りればその通り食事をしている康二がいる。とりあえず何も気にしてないようにソファに座って様子を見れば、さっきまでのあからさまな焦りは見えず普段通り。
「翔太、コーヒー飲む？」
「あー、うん」
相変わらずゼロの台所担当な涼太は康二から教わってコーヒーを淹れるのもお手のもの。
「はい」
「ありがと」
「どうかしたの？康二」
気にしているのがすぐにバレたみたいだ。涼太が俺にコーヒーを渡しつつ座ってそんなことを聞く。
「なんかねぇ、隠してるっぽくてさ」
「ふぅん」
「阿部ちゃんが心配してたから」
自身もそのコーヒーを一口含んで康二をチラ見。
「隠し事が交差してるねぇ」
「え？」
「まぁ人間なら隠し事の一つや二つあるだろうけど、ここの人たちはそれで苦しんでる人が多いみたいで」
逆に何も隠してない俺たちが不安になるね、なんて。まったく不安そうな雰囲気を出さずに言う涼太。
「……なんか知ってんの？」
「いや、何も知らないよ。特に康二のことはさっぱり」
「なんか他の人のことは知ってるみたいな」
「まぁ…ふっかはご存知の通りだし、阿部も色々あるみたいだよ」
あぁそうだ。
まずふっかは自身の能力の事だとか、このゼロに関しての事は特に阿部ちゃんに色々隠してるだろうし。
「阿部ちゃん？」
「話聞くよって言っても何も言わなかったけどね」
そのふっか伝いで阿部ちゃんがなんとなく雰囲気がおかしいとは聞いていたけど。俺はここ数日の体調不良の他には特に感じていなかった。
「……確かに、なーんか嫌だね」
「言ってたじゃん翔太。あの2人はなんかあるって」
「まぁ…予想だったけどほんとみたいだね」
「あの時に比べたら仲良くなれてるとは思うけど。踏み込むにはまだ早いのかも」
あぁ、心配してるんだな。
いつも一定のテンションで落ち着いてる彼だけど、そりゃあ人間だから感情はあるわけで。
少しだけ悲しそうな顔をした涼太はまたコーヒーを口に運んで深く息を吐く。
康二もだけど、あの2人に助けられた人がここにはたくさんいる。だからこそあの2人の中の見えない部分や2人自身を苦しめる隠し事があることを心配していて。
「……警察って役目も任せっきりばかりじゃいけねぇな」
まずはやっぱり康二だ。
町の頼もしいおまわりさんの本領発揮どころなのかもしれない。
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ぽぷら(プロフ) - 美里さん» 美里様。お読みいただきありがとうございます！お返し遅れてすみません💦楽しんでいただけてるようでとっても嬉しいです。完結までよろしくお願いします(^^) (2023年3月31日 16時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - ayaさん» aya様。いつもありがとうございます！お返し遅れてすみません💦コメントしていただいた時よりだいぶお話が進んでますが楽しんでいただけてますでしょうか(^^)やっとこラストスパートですのでぜひ完結までよろしくお願いします！ (2023年3月31日 16時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - 既にずっと面白いですが更に面白い展開になってきてわくわくそわそわです！いつも楽しく読ませていただいてます(^^)これからも応援してます！！ (2023年2月18日 22時) (レス) @page36 id: aee62fe4fc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 今回のお話ものめり込んで読んでいます！1人ずつ仲間になっていく感じも大好きです！ヒヤヒヤドキドキのシーンでおあずけ〜(°▽°)みんなどうか無事でー！！ (2023年2月12日 19時) (レス) @page17 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - 萌葱さん» 萌葱様。コメントありがとうございます！引き続きお付き合いいただければ幸いです(^^) (2023年2月12日 15時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2023年2月7日 21時
