時を超えて、私の涙を拭う手は。 (ページ38)

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あとがきページ38

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A様！
お読みいただきありがとうございます！
作者のぽぷらです。

ずっっと紫さんで何かお話を書きたいと思ってました。
今までの作品の中でも影の(？)重要人物としてたくさん活躍して頂いた紫さん。ほんと、最近彼が好きで好きでたまらんとです……

お気づきの方も当然多いと思いますが。
あの曲、あの作品です。

レトロさを感じるメロディや、メッセージ性を感じる歌詞が繰り返し聞きたくなる曲。そしてこの曲の元になっている物語は短いながらもすごく切なくてロマンチックで。

今ゆーっくり更新中のオムニバス作品ではお知らせしたのですが、今ちょっと忙しくてですね。でも山場は超えて少し余裕が出てきたのでまた何か書き始めたいなと思った時に雪男さんたちの曲と共に何回も聞いているこの曲のストーリーが凄く素敵だなと思って。

でも少し難しかったです。
公開するの、ちょっと…いやだいぶ怖い。笑

私ってあとがきで色々解説というか弁明？(笑)をよくするんですが、それって伝わってる自信が無くて誤解されたくなくてっていう気持ちから書いてしまうんですよ。物語の中で伝えきれてない。

今回もちょっと不安なので弁明させていただくと。笑

タイトルについてです。
「時を超えて」と書いてますが
「越」ではなく「超」を使っているんです。

調べてみると「越える」は場所、時間、点などを通過する時に使い、「超える」はある一定の数量、基準、限度などを上回る時に使うらしいです。

リョウくんの想いは100年先まで「越えて」はいないんです。実際に主人公の涙を拭ってあげてるのはリョウくんではなくて紫さんなので。

そして紫さんの主人公への想いはリョウくんと同じようできっと違うんじゃないかなと。リョウくんと違って彼はずっと主人公を見てきて、主人公と顔を合わせていて。確かにリョウくんより主人公のことを知っている。それに単純にリョウくんよりも長い間主人公を想ってる。

リョウくんの血が紫さんに影響を及ぼしたんだとしても、そうなる運命にさせたんだとしても。きっと紫さんの想いはリョウくんを上回っているんじゃないかと。つまり「超えて」いる。

100年前にリョウくんが抱いた気持ちを
紫さんは超えていった。超えていてほしい。
私のそんな願いが込められています。
だから主人公は紫さんが好きと言えた。
そうであってほしい。