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「そっかぁ…まぁそりゃ仲良い人が相談しにきたらびっくりするよね。経験はないけど自分だったらって考えるとちょっと恥ずかしい」
佐久間さんが言うように、何だか恥ずかしさもあれば気まずさもあり。それなりに珍しく職業なんだろうから、知り合いに合うのはそんな感情が伴うのだろう。
「何相談しに来たとかは分かんないの？」
「全く、しばらく会ってなかったですし……」
渡辺さんはチラリと蓮くんを一瞥する。
「その読めないっていうのはあの人だけなの？」
「はい…」
「だから珍しく阿部が書記するって言ったのか、大体話す側だもんな」
岩本さんの言う通り、今蓮くんに向かって話してるのは深澤さんで阿部さんはその横でメモを取っている。
果たして阿部さんには蓮くんの心の声が聞こえてるのだろうか。そして蓮くんは何を調べてほしいのか。
「心配だね、でもきっと大丈夫だよ。うちの手にかかればすぐ解決さ」
宮舘さんの頼もしい声に皆さんが頷く。何があったとしても無事に解決してくれたらいい。確かにこの探偵事務所はすごい人たちが集まっているし、私だって出来る事をやりたい。
「そうそう、Aちゃんが来てくれてもっと最強になったからね。なんでもどんとこいよ！」
佐久間さんの明るい声で、何だか心も明るくなった気がした。
しばらくしてソファの3人が立ち上がる。お話が終わったようだ。
「では、調査に関して詳しい事が決まりましたら連絡します。現段階では大丈夫かもしれませんが、十分に身の安全にはお気をつけください」
「はい、お願いします」
身の安全…？ドアまで見送りに来た深澤さんのその一言でものすごく心配になる。その私の様子に気づいたのか、蓮くんが申し訳なさそうに私に声をかけた。
「Aちゃん、変な心配かけちゃったね。ごめんね」
「あ、ううん」
「久々に“Aちゃんのホットコーヒ”飲めてよかった。美味しかったよ、ごちそうさま」
蓮くんは笑って、お仕事頑張ってねと言葉を残して去っていった。笑ってたけどどこか悲しいような疲れてるような…
一体何があったんだろうか。最後に会った時は至って普通だったけど、相変わらず心の声は聞こえないから何を思っていたのかも分からない。
「Aちゃん、お友達なんでしょ？助けてあげたい？それとも聞きたくない？」
「…何が…あったんですか」
「……話そうか。みんな集合」
深澤さんの掛け声で皆さんがソファに集合する。
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ぽぷら(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます！うふふ、色々考えてみて下さい。笑 ぜひお楽しみいただければ！ (2021年8月25日 17時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - きさん» はじめまして！コメントありがとうございます！えぇ！一気に！とても嬉しいです…！引き続き更新していきますのでぜひ楽しんでいただけると嬉しいです(^^)ありゃ！だめでしたか！笑 いつか読めるようになるまで練習ですね（？） (2021年8月25日 17時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ﾄﾞｷﾄﾞｷ。二人で喫茶店に行ったﾀｲﾐﾝｸﾞでの訪問なんて、、読めない理由も含めていろいろ考えちゃいます(笑) (2021年8月25日 4時) (レス) id: 978894b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - ぽぷらさん初めまして！ふらっとタイトルだけみて立ち寄ったのですが、最新話まで一気に読んでしまいました、、！これからの展開すごくワクワクしてます！私も人の心読めないかなって思ってお母さん見たけどだめでした(?)マロ送れなかったのでここで失礼します！ (2021年8月24日 21時) (レス) id: 173fd97868 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - やこぴよ、さん» コメントありがとうございます！幸せホルモン！私のお話で満たしてくださったのなら本当に嬉しいですー！きっと2人でニコニコしながらティッシュ詰めたことでしょう(笑)お気遣いもありがとうございます！ (2021年8月23日 20時) (レス) id: 786016fd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2021年8月14日 1時
