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10話だよ ページ10

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「わ、か、ら、な、い!」

「わか...らない!!!?」

「そう!分からない!」


困惑する私に太宰さんはにこりと笑う。


「先のことは知る由もないね」

「太宰さん変な能力とか持ってそうなのに...」

「ちょっと変ってなに変って」

「ごめんなさい中也さんが前言ってて...」


嘘だけど。
中也さんごめんなさいどうか犠牲になって。


「...とりあえず中也は後で締めあげるとして、
Aちゃん!」

「はい」

「今日帰ってペンを持つ自分が見える?」

「ペンを...?」

「そう。すらすら原稿を埋めていく自分の姿だよ」

「そんなの見えな、...あ!」


ぴんぽーん、と電球が光った。

私の回路、今日、キてる。


「なんか閃いた感じ?」

「先のことは知る由もない! ので、分かりません!」

「おお、よくできた!」


太宰さんは笑いながらぐっと親指を立ててみせた。

......なんだ、簡単なことだったんだ。



.

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設定タグ:中原中也 , 文スト , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:気空 | 作成日時:2018年7月25日 18時

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