今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:9,327 hit
小|中|大
10話だよ ページ10
.
「わ、か、ら、な、い!」
「わか...らない!!!?」
「そう!分からない!」
困惑する私に太宰さんはにこりと笑う。
「先のことは知る由もないね」
「太宰さん変な能力とか持ってそうなのに...」
「ちょっと変ってなに変って」
「ごめんなさい中也さんが前言ってて...」
嘘だけど。
中也さんごめんなさいどうか犠牲になって。
「...とりあえず中也は後で締めあげるとして、
Aちゃん!」
「はい」
「今日帰ってペンを持つ自分が見える?」
「ペンを...?」
「そう。すらすら原稿を埋めていく自分の姿だよ」
「そんなの見えな、...あ!」
ぴんぽーん、と電球が光った。
私の回路、今日、キてる。
「なんか閃いた感じ?」
「先のことは知る由もない! ので、分かりません!」
「おお、よくできた!」
太宰さんは笑いながらぐっと親指を立ててみせた。
......なんだ、簡単なことだったんだ。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
12人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:気空 | 作成日時:2018年7月25日 18時