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衝撃が走った ページ5
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「で...内容は太宰さんらしくない純情な恋物語だったわけなんですが」
「手前そのうち太宰に殺されそうだな」
「ところがなんと!それがめちゃんこ魅力的すぎるお話でして!」
「おう」
「本当語彙力無くて申し訳なくなってくるんですけど、まじやべぇパネェ!ってやつで!」
「果たして語彙力が無いとかそういう問題なのか」
真剣な悩みのはずなのに悩みに聞こえないのはこの話し方のせいだな、としみじみ思っていると、Aは熱い目をして続けた。
「とにかく!超絶すごかったんです。もうほんと二人の距離感がステキすぎて...読み終わったあとしばらくずっと感動で胸がいっぱいでした」
「まぁそれは分かったが...それがなんでスランプに繋がるんだよ?」
「その後ですよ。
感動で胸がいっぱいになって、高揚した気持ちのやり場がなくなってきたので、それを形にしようと思って原稿用紙を取り出しました。
ペンを取っていざ出陣...と思ったのに、一向にペンが進みませんでした」
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作者名:気空 | 作成日時:2018年7月25日 18時